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「ちょっと(夢主の兄)、いつまでこうしてるの?」
紗綾は、赤い顔を更に赤くしながら言った。
でも、(夢主の兄)は紗綾を抱き締めたまま離さなかった。
いつもより距離が近いからか、洗剤のいい香りが鼻腔をくすぐってくる。
そして数分が経つ。
「ふぅ、久しぶりに紗綾を抱っこした感じで中々良かった」
ようやく、(夢主の兄)は紗綾を離した。
だが、まだ紗綾の顔は真っ赤だ。
それを見て(夢主の兄)は、あわてて紗綾の額に触る。
「お前、また熱上がったんじゃねぇのか!?」
「いや、(夢主の兄)のせいだから....」
紗綾の心臓は今、うるさいくらいに脈打っていた。
「とにかく体温計持ってくるから大人しく寝てろよ?」
「うん....」
(夢主の兄)が部屋から出ていくと再び紗綾は一人になる。
さっきまで(夢主の兄)に抱き締められていた感触は、まだ残っている。
だからなのか____
少し寂しい気持ちになった。
華奢だけど、紗綾よりは遥かに筋肉のついた身体はたくましくて、すごく安心した。
でも、それよりも恥ずかしさの方が圧倒的に勝っていた。
紗綾は、クリーム色の天井をボーッと眺めながら自分の胸元を抑えた。
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はちみつレモン - りつ@鉛筆さん» すいません、訂正中ですので (2020年10月2日 22時) (レス) id: e8f4a08c0e (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆(プロフ) - あの、(夢主の兄)と表示されてまして、兄の名前が決められないんですが、、、(何か文句みたいで御免なさい) (2020年4月2日 21時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
MIHANE(プロフ) - 一言で言うと最高です!登場人物の心情や仕草が細かく、映像を見るように読ませていただきました。更新楽しみにしています。 (2019年5月5日 20時) (レス) id: 7fa4dba706 (このIDを非表示/違反報告)
MIHANE(プロフ) - 参加ありがとうございます。楽しく見させていただきました。 (2019年5月5日 20時) (レス) id: 7fa4dba706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつレモン | 作成日時:2019年3月11日 1時