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(夢主の兄)side
紗綾の奴、かなりキツそうだ
一応、眠ってはいるものの、熱はどんどん上がってきてるみたいだし、とにかくあまり
(夢主の兄)「紗綾....」
俺が紗綾のキツそうな様子に、胸を痛めていた時だった
ピンポーンと玄関のチャイムが鳴るのが聞こえた
誰だよ、こんな時に
渋々、階段を下りて玄関に向かう
(夢主の兄)「はいはい。どちら様で？」
少々、来客を迎えるには失礼な態度かもしれなかったが、今はそんな事にまで気を配る余裕はない
俺が、面倒臭そうに玄関のドアを開けるとそこには....
莉「ヤッホー！！ 来ちゃったよ！！」
カ「紗綾ちゃんの具合は、どう？」
倉「もう、いきなり倒れるからびっくりしちゃったよ〜」
他にも女子が何人か来てたが、とりあえずこの三人が代表的だった
それともう一人、すぐ目につく奴が居た
そう。堀部だ
イ「どうだ？ 神谷の様子は」
身長が低いから、女子の中に混ざっていても、あまり違和感はなかったが何となく目についた
女子の中に混ざっていてもあまり違和感がないとか本人の前で言ったら何されるか分からないからあえて言わないが....
(夢主の兄)「あぁ、今は眠ってるよ。心配してくれてありがとな。あいつ、人付き合い苦手だから友達出来るか心配だったんだよな」
これは、本心だった
こいつらには、本当に感謝してる
イ「別に礼とか要らない。それとこれ、差し入れだ」
堀部にならって、他の奴らも袋を差し出してくる
(夢主の兄)「何だ？ これ」
俺が、袋の中身を見てみるとそこには缶詰やヨーグルトなど風邪引いた時でも食べられるものが入っていた
(夢主の兄)「これを、俺にくれるのか？」
イ「違う。それは、神谷のものだ。(夢主の兄)は、食べるな」
(夢主の兄)「へいへい。分かってるよ」
莉「んじゃ、眠ってるんなら、あんまり長居しちゃ悪いし私達は帰るとしますか！」
カ「そうだねー」
そう言いながら女子達は、帰っていく
だが、堀部はジッと俺の方を見つめてくる
(夢主の兄)「な、何だよ。帰らないのか？」
イ「あいつに一つ言っといてくれ。元気になったらまた一緒に買い物したいって」
ちょっと待て
これって紗綾がデートに誘われてる展開か？
(夢主の兄)「分かったよ。じゃあな」
俺は、堀部の後ろ姿を見ながらしばらく呆然としていた
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はちみつレモン - りつ@鉛筆さん» すいません、訂正中ですので (2020年10月2日 22時) (
レス) id: e8f4a08c0e (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆(プロフ) - あの、（夢主の兄）と表示されてまして、兄の名前が決められないんですが、、、（何か文句みたいで御免なさい） (2020年4月2日 21時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
MIHANE(プロフ) - 一言で言うと最高です！登場人物の心情や仕草が細かく、映像を見るように読ませていただきました。更新楽しみにしています。 (2019年5月5日 20時) (レス) id: 7fa4dba706 (このIDを非表示/違反報告)
MIHANE(プロフ) - 参加ありがとうございます。楽しく見させていただきました。 (2019年5月5日 20時) (レス) id: 7fa4dba706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつレモン | 作成日時：2019年3月11日 1時
