炭治郎の妹は禰豆子以外に生きていた!?

2話 ページ3

私がそろそろ家に入ろうかなって思い家に向かう

A｢あれ、血の匂いがする？誰か怪我したのかな？｣

私はそんな軽いことを考えていた
軽い怪我だと思っていたから

その判断が間違っていた

私は家に着き次に目に入ったのは血塗れのお姉ちゃんと六太の姿

A｢お姉ちゃん！？ 六太！？｣

そしてお母さんたちの安否を確認したくて横に視線を移した時、その時目に入ったのは血塗れのみんなだった

A｢お母さん！？ 茂!? 花子!? 竹雄!?｣

なんで、こうなったの!?

その時ドクンと音が聞こえた

A｢お姉ちゃんは生きてる！？｣

町に運びたいけど私では無理だ…

私はその時自分の無力なことに泣くことしか出来ない

ずっと泣いて泣いて、泣き疲れて感情が分からなくなった

A(怒り？悲しみ？なんで泣いてるの？自分が無力だから？ 家族みんなを殺されたから？)

そんな思考がぐるぐる回る

気づけば朝日が登る時間になっていた

すると、雪を踏む音が近くで聞こえてくる

A(あぁお兄ちゃんが帰ってきたんだ… お姉ちゃんは生きてる…)

また近くで雪を踏む音が近づいてくる

A(お姉ちゃんにはお世話になった、私はお姉ちゃんを助けなきゃ…みんなの死体の後ろに隠れよう)

私は咄嗟にみんなの死体の後ろに隠れる

A(みんなごめんね…救えなくてごめんね)

家の前で足音が止まる

A(ここからじゃ見えないけど…きっと驚いているよね…)

炭治郎｢どうしたっ どっ どうしたんだ!! 何があった…｣

A(お兄ちゃん焦ってる… ほんとにごめんね)

炭治郎｢母ちゃん 花子 竹雄 茂 禰豆子 六太 A…｣

すると、お兄ちゃんはお姉ちゃんに息があるのが分かったんだろう

A(お兄ちゃん…お姉ちゃんだけは助けてあげて…)

お兄ちゃんはお姉ちゃんを運び始めた

A｢お姉ちゃんだけは助けて…｣

私は誰にも聞こえないくらい小さな声で呟く

お兄ちゃんが去ったとき私は家を出た

A(でも、どうすればいいの？私はどうすればいいの？)

その時石につまづいてしまった

A｢…っ!!｣

すこし血が出てる…

私は涙を出さないために頬を叩いた

A(もう泣いちゃだめ…耐えなきゃ…)

その時足音が聞こえてくる

A｢お兄ちゃん？｣

そう言い顔を上げるとそこには人ではないのがいる

鬼｢美味そうな人間だなぁ それも稀血だ 今からお前を食ってやるさ！｣

そう言い飛び込んで来る人？に私は目を瞑ってしまう

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