新人声優と最推しさんの恋愛事情 3

【番外編】元旦 ページ17

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『明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いしますね』


「明けましておめでとう
こちらこそよろしくお願いします」



新年の挨拶とともに一礼をすれば谷山さんも深々と頭を下げる
堅苦しい挨拶を交わした後にはお互いを見て少し笑ってしまう。
　


『いやぁ、何とか間に合いましたね年越し蕎麦』


「ギリギリね〜」



終わった時間が時間なだけに何とか年越し数分前に完成？した年越し蕎麦を食べながら
どんちゃん騒ぎのテレビに視線を向ける



『あ、宮野さんだ』


「お〜お〜さすが売れっ子は違うねぇ」


『流石っすパイセンって送っとこ〜』



テレビに映る宮野さんを撮影し
新年の挨拶と写真とともにLINEを送っておいた



「ご馳走さまでしたっと」


『は〜い』



早々と蕎麦を食べ終わったらしい谷山さんがすすっと距離を詰めてくる
ご機嫌なのは良いんだけどね、鼻歌からでも滲み出る歌唱力がうん、ヤバイ



『ご馳走さまでした』



「俺もGRANRODEOでこういうの出たーい
オファー来ねぇかな〜」



『来そうですけどね〜』



「来ないんだよな〜」




不服そうにしながらもテレビに視線を向ける紀章さん

あ〜……良い、良いね。想像するだけで良い

出ないかなGRANRODEO、紅白でも何でも良いからさ
見たいよね年末年始に推しの歌う姿。
目に焼き付けたいよね、ついでにCDにもさ

どうしよう、くっそ見たい




「まぁでも、暫くは良いかな〜」



『え〜』



「だって司ちゃんとこうやってくっ付けないし
年越し蕎麦とか食べれないじゃん？」



『ホントそう言うとこ』



「それさっきも言われた気がする」





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新年明けましておめでとうございます！
今年が皆様にとって良き一年でありますように！！





無理矢理感とかもう知りません！

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