新人声優と最推しさんの恋愛事情 3

248話 ページ5

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『お”っっもかった〜〜！！』



それなりの量の食材が入った袋を机に置いて、袋の取っ手が軽く食い込んで
ちょっと色が変わりつつあった手をブラブラとさせる

さて、時間は…っと



『２時かぁ〜……て事は3時間はあるから
微妙なトコかな』



いやぁ…焦った。
打ち上げが24日に決まったってのは宮野さんから聞いたけど
あんま時間無かった事に後から気付いた時はホントにビビった
　クリスマスプレゼントドウシヨウ



「おかえり、また大量に買ってきたね」


『あ、マスターただいま〜
人数がそれなりに居るし、マスター達の明日の分も一緒に作っちゃおうと思って』



『車の鍵いつものとこ置いとくねー』と声を掛けて、買い出しに拝借してた車の鍵を
置いて、ついでに暫くぶりに見たエプロンを手に取った。
毎年毎年持ち帰るの忘れていつの間にやらここ専用のエプロンになってしまった

……今年こそは持ち帰らないと
いつの間にやらマスターが洗って呉れてるのが申し訳無さすぎる



「最近は声優の仕事も忙しいんだろう？
私とありさの事は気にしないでゆっくりしなさい」


『私が好きでやってるんだから良いんですー
それにマスターこそクリスマスくらいゆっくりしなよ、誰も責めやしないし』


「やれやれ……今年も相変わらず頑固だね」


『マスターもね〜』



例年通りの会話をゆる〜く交わしたところで二階からバタバタと乱暴な足音が聞こえてくる
上から段々と近付いてくる足音にマスターと顔を見合わせて苦笑いをこぼす



「姉やん！いらっしゃい！何でFGOに出るっての教えてくれなかったのさ！？
あっ、今年もナゲット作る？」


『作るー』


「やったー！」


「……これも相変わらずだね」



あの質問に一々答えてたら日が暮れるのさ……
それに正直FGOの件は自分もやってるが故に収録終わったってのに嫌でも意識させられてるから、知り合いに言われるとかなりこっぱずかしい。
……が、それなりに人気が出てるらしいので結構イタズラとかに使ってる



『”さて、マスター
日頃の感謝として料理を振る舞いたからヘアピンを一つ貸してくれないか”』


「ん”ん”ん”ん”喜んで！！」


こんな感じで



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マスターの娘さんの名前は漢字の変換が大変で
心が折れました((

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