新人声優と最推しさんの恋愛事情 3

279話 ページ38

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『今回のフェルラジ、終了の時間が近づいてきました』


「えー、次回の放送はゲストのしょーたんとたっつんの二人での放送となります
今や時の人であるたっつんへの質問、しょーたんへの質問などなど募集してまーす
詳しくは公式サイトをご覧ください」


『うっわすっごい出たい…』


「残念ながらイベントでーす
そんな訳で今回はここまで！また来週…じゃない再来週お会いしましょう！」


『「ばいば〜い！」』




「OKでーす」と言う一周回ってしっくり来てしまうようになってしまった緩い声



『あー…ありがとうございまーす』


「前から思ってたけど彼、来るの早い上に気配無いよね」



その声が聞こえてくるや否やこう……なんて言うのか
…ぬるっとホワイトボードが渡される


……ぬるっと渡されるって何だろ


初回に比べかなり渡される速度が早くなってるのは気にしないことにして
絶妙に褒めていない紀章さんの言葉に肯定の意を示す

失礼な話だけどかなり的確だし……ねぇ？


あいっかわらず何の掛け声も無しにシャッターを切るスタッフさんに
謎の対抗心燃やしてひたすらピースする紀章さんとの格闘？を見届け
(結局紀章さんが折れた)




『1かけ1はー？』


「何それ」


『高知県民には分かる……掛け声？』


「それ俺に聞かれても〜」




毎度お馴染みのコメントと共に写真を撮った後のちょっとした会話を交わす
そこまで行けばもうする事はなし！



『お疲れ様でした』


「お疲れ様でしたー」



晴れてお仕事終了だぜヒャッハーーー！！

……うん、ごめん




「司ちゃんこの後は？」


『あ〜、今日はラジオだけなんで後はオフですね、一回家帰んないとな〜…』



前回紀章さん家に泊まらせて貰った時の服が合ったから今回は何とかなったけど
流石に２日連続は迷惑かかるし色々無理だ

週刊誌に撮られたら終わるからね、色々と
……骨、残らない気がする(偏見…？)


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