241話 ページ47
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「それじゃあそろそろ日付も変わるし帰りましょうか」
ごめんね、こんな夜遅くに来ちゃって、と申し訳なさそうにする浪川さん。
おおぅ…そう人気声優様に言われると逆に此方が申し訳無くなってくるな…
恐るべし浪川さん、と先輩のすごさを実感しながら気にしないで下さいと伝えておいた
「それじゃ、お休みなさい」
『お休みなさい、お気をつけてー』
「ばいばーい」
「ちょっと待って。何で谷山さんはさも当然のようにそっちいんの!?」
帰らないの!?と元気につっこむ浪川さん。
おぉ…私の中で浪川さんのイメージがいじられキャラ、苦労人、超苦労人、苦労人てな感じで着々と築かれつつある。
「何でって、大ちゃんは知ってるでしょ
俺が彼女に会いたいって言い出したそもそもの原因」
『原因…?』
谷山さんの言葉に私は首を傾げ頭の中を?マークが埋め尽くすと言う
俗に言うワケワカメ状態だったのに対して
「あ〜…そうだったわ」
と頭を抱えながら呟く浪川さん。
その言葉はどうやら浪川さんに効いたようで
彼は「柏村ちゃん頑張って」と謎の言葉を残しタクシーに乗って帰ってしまった。
う〜ん、しょうがないとは言えこの取り残された感がパネェっす
更に谷山さんは「あー……思い出して来た」と最後の方は良く聞こえなかったが取り敢えず何かがあった所為で(今思い出し)ご機嫌斜めになった事は察した
……深くは聞かないが吉だな
『谷山さん。寒いですし、取り敢えず部屋入りましょう』
「……うん」
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最小幹部 - romishinlikeさん» コメントありがとうございます!自己満な小説ですがそう言って頂けるとはすごく嬉しいです! (2019年11月23日 8時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
romishinlike(プロフ) - 初めまして、こんばんは。更新お疲れ様です。いつも楽しく読ませて頂いてます。恋人になった2人の話がとても楽しみです。 (2019年11月22日 22時) (レス) id: a4ecf0990e (このIDを非表示/違反報告)
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