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233話 ページ39

『おぉ〜』



一先ず糸の調達で立ち寄った某100均の糸のコーナーで思わず声が漏れた
周りからの視線を感じるが、まぁ仕事柄そんな事気にしていたら過労で逝ってまう

にしても、正直100均ナメてた。
結構色の種類あるのね100均、すごく意外


淡い色の糸と暗めのはっきりした色、それに……え、なんて言うの?この色
……レインボー…?と言うのかまぁ、そんな感じの色の糸をまとめた物や
赤や青、黒の単色の塊で売られているものがズラリと並んでいる。


こんだけあるなら、黒王子のキャラのイメージカラーでも作れるそうだな
編み方とか以前に絶対黒は足りなくなるだろうけど
なんてったって題名に“黒“が入ってるからね必要だよね!



…………忘れてないからね?大丈夫よ?ちょっと現実逃避してただけで…
うん、それはそれで駄目やんな紀章さんごめんなさい。


明るさの違う赤や青の色とりどりの糸と一本の糸に様々な色の糸に手を伸ばす。
一先ずこれだけあれば、暫く買わなくて良いだろう……無くさなければ
とは言っても一旦飽きると暫く弄んないから大丈夫だとは思うけど



『済みません、これお願いします』



店員さんからのゆったりとした声を右から左へと流しながら
ぼけーっと糸を見詰める。


どうしようかな……配色、てか編み方、なんだっけあの編み方の名前

何か絶妙にめんどくさくて間違った時の絶望感がヤバイやつ
……あ、平織りだ、平織り。他は矢羽模様、後V字か



「330円です」との店員さんの声にハッと我に帰る。
あっぶな、ある意味意識飛ばしてた。

あ、小銭ちょうどある。


ラッキーと店員さんに小銭を渡してレシートと商品を受け取って
出口に向けて歩を進める



『配色……配色
GRANRODEOさんのイメージカラー、は黒と白と……赤?

紀章さんは……何色だあのひとぉうわぁ!?』



Prrrrrrと久方ぶりに聞いた気がする着信音と
イメージカラーが想像できないってのの驚きが混ざって女子力の欠片も無い声が漏れる。
まぁ、そこは良いんだ。諦めたから



『あら、珍しい……もしもし?』



スマホの画面に浮かんでいたのは“宮野さん“と言う文字で
見たの何時ぶりだろうか…う〜ん、覚えてない!

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設定タグ:声優 , 谷山紀章 , GRANRODEO   
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最小幹部 - romishinlikeさん» コメントありがとうございます!自己満な小説ですがそう言って頂けるとはすごく嬉しいです! (2019年11月23日 8時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
romishinlike(プロフ) - 初めまして、こんばんは。更新お疲れ様です。いつも楽しく読ませて頂いてます。恋人になった2人の話がとても楽しみです。 (2019年11月22日 22時) (レス) id: a4ecf0990e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:最小幹部 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月26日 20時

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