211話 ページ17
咳き込みそうになるのを何とか踏み止まってマグカップを机に置いた。
「なにその反応!俺だってそう考える時くらいあんだからな!」
『いや……予想の斜め45度上で思わず……』
「それはそれで失礼だな!」
私の返答がお気に召さなかったらしく、さっきとは打って変わって
「どーせ似合わねぇよーだ」とぶんぶくれの谷山さん
oh,it so cute
……おっと、そんな事を言ってる場合ではない。
何せ目の前の谷山さんは頬を膨らませ拗ねている大変かわ……気まずい状態である。
気まずい状態である。
……
大変気まずい状態である
駄目元で謝ってみるが「べっつにー?」と
何か恋愛ものとかで彼氏に構って貰えなくて拗ねてる彼女みたいな感じになってきた。
「なんてうっそでーす」
『わぁ〜』
語尾に☆の付きそうなノリで返してきたのに対して
ちょっと海外のドラマみたいな反応を返してしまったがしょうがないね
今、実は語彙力は有給を取ってるんだ……
さっきからちょこちょこと息を吹き掛けてたからか大分温くなり
飲みやすくなった珈琲を一口含んで流し込んだ。
沈黙の苦手なB型の私でもそこまで苦じゃない沈黙が部屋に流れる。
そこでちょっと気になった事を投げ掛ける事にした
‐
『谷山さん好きな方でもいらっしゃるんですか?』
「ごほっ…!」
さっきと立場が入れ替わり今度は谷山さんが咳き込み、マグカップをダンッと机に置いた
あっれれ〜?さっき見たような反応だな〜〜!
これは、さては、図星だな_!
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最小幹部 - romishinlikeさん» コメントありがとうございます!自己満な小説ですがそう言って頂けるとはすごく嬉しいです! (2019年11月23日 8時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
romishinlike(プロフ) - 初めまして、こんばんは。更新お疲れ様です。いつも楽しく読ませて頂いてます。恋人になった2人の話がとても楽しみです。 (2019年11月22日 22時) (レス) id: a4ecf0990e (このIDを非表示/違反報告)
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