炭治郎の妹は禰豆子以外に生きていた!?

27話 ページ32

炭治郎(いくら手を斬ってもすこししてらまた増える…ん？ 土から変な匂いがする!!)

お兄ちゃんはジャンプをし土から生えてきた手を躱す

手鬼(たっ高い!!地中の手に気づかれ仕留め損なった!!)

すると、鬼は攻撃を貯めた

手鬼(でもな空中でこの攻撃を躱せない!!)

鬼は素早い攻撃をするが

お兄ちゃんはそれを頭突きする

手鬼(避けられた手は出し尽くしてるすぐには戻せない狐の餓鬼は間合いの内側俺の頸の守りは硬いから斬れないアイツでも斬れなかった)

炭治郎(全集中 水の呼吸)

手鬼(俺の頸を斬り損ねたところで頭を握りつぶしてやるアイツと同じように)


真菰｢やっぱり炭治郎も負けちゃうのかな？アイツの頸硬いんだよね｣

錆兎｢負けるかもしれないし勝つかもしれないただそこには一つの事実があるのみ｣

錆兎｢炭治郎は誰よりも硬く大きな岩を斬った男だということ｣


炭治郎｢ああああああ!!!｣

炭治郎(壱ノ型 水面斬り)

ドシャと音を立てて頸が落ちる

A(良かった…お兄ちゃん勝てたんだ)

手鬼(くそっくそっくそォオ!!死ぬ!!体が崩れて消えていく止められない どうせアイツも汚いものを見るような目をするんだろう 蔑んだ目で俺を見るんだ)

パラパラと体が崩れていく

手鬼(くそっ目を閉じるのは怖いでも首の向きを変えられない最後に見るのが鬼狩りの顔だなんて＿)

お兄ちゃんの目は悲しそうなものだった

それは当然私もだ

どんなに人を喰おうが人を傷つけようが

鬼は皆全員“人間"だったんだから

手鬼(…どうしてこんなことに)

過去

(兄ちゃん怖いよ夜に独りぼっちだ俺の手を握ってくれよいつものように どうして俺は兄ちゃんを咬み殺したんだ)

手鬼(…あれ？兄ちゃんって誰だっけ？)

お兄ちゃんは手鬼の手の前に立った

私はお兄ちゃんに斬られた手のところに立つ

炭治郎(悲しい匂い…)

そうしてお兄ちゃんは鬼の手を握った

A｢こうしてあげることしか出来なくてごめんなさい…｣

私は懐の巾着からある花を取り出す

アングレカム

そして花を握らせる

炭治郎｢神様どうか この人が今度生まれてくる時は鬼になんてなりませんように｣

鬼の手を額に当てそう言う

A｢私も今度この人が生まれる時は幸せになりますように…｣

額に当てそう言うと一筋の涙が出る


(兄ちゃん、兄ちゃん 手ェ握ってくれよ)

(しょうがねぇなあいつまでも怖がりで)

鬼は完全に灰になった

アングレカム 花言葉は祈り

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