五話 ページ17
「あの、私、変なこと言っちゃいました？」
「いやぁ？カルマくんの前じゃないと安心できないってさぁ、相当ラブラブですな？」
茅野さんがふざけたように言った。
「ラブラブも何も、付き合ってるわけじゃないですし…」
「ええっ？！」
「うそだろ…」
「Aちゃん。それ本当？」
「私はてっきり付き合ってるのかと…」
班員の反応に、今度は私達が驚く。
「え、みんな俺らカレカノだと思ってたの？」
「いやぁ、誤解って怖いですね」
茅野さんが問い詰めるようによってきた。
「ありえないよ。あんなに一緒にいて、お迎えまでして付き合ってないなんて。さてはあれでしょ。両片思いってやつでしょ！」
「両片思い…？」
「それこそありえないよ、茅野ちゃん。だって俺Aちゃんの事別に恋愛対象じゃないもん。その時点で両片思いじゃないよ」
「え、カルマくんまでわかるんですか」
「何を？」
「…両片思いってなんですか」
「どんだけ恋に関して知識ないんだよ…」
杉野さんが落胆している。というか呆れてる？
「興味ないんですから当然です」
「あのね、Aちゃん。両片思いっていうのは、本当は両想いなんだけど、お互いに片思いだと思ってる状態のことだよ」
神埼さんまで知ってたのか…
「私もカルマくんのこと別に好きじゃないので、それは成り立ちませんね」
「えー、じゃあなんなの？親友？」
「「一番仲のいい友達」」
「二人してそれかよ…」
「でも、なかなかありませんよね！一番仲のいい友達が異性だってこと」
奥田さんまで茅野さん化してる
「それ言ったら茅野さんと渚くんはどうなるんです？」
「あー、そっか！渚と私もだね。なんか残念。二人なかなかくっつかないんだもん。あんなに幸せそうに寝てたくせに」
「確かにあれはどう見てもカップルだったよ黒瀬さん」
「だめだよ。渚くんはツッコミ要員でしょ」
「何そのポジション？！」
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あうおん(プロフ) - 満月狼さん» コメントありがとうございます。何度も読み返してくださる方がいらっしゃるなんて想像もしていなかったので本当に本当に嬉しいです。 (2019年3月27日 21時) (
レス) id: f8e656bed4 (このIDを非表示/違反報告)
満月狼 - 何度読み返しても飽きることなく読み続けられます。新しいパート6の更新も楽しみにしてます！ (2019年3月27日 14時) (レス) id: b3eceac4b8 (このIDを非表示/違反報告)
あうおん(プロフ) - シリーズがこの先続くことを考えると、題名が尽きると思ったので全部可愛らしい彼女はで統一します。画像の張替えは面倒なので、昔の名残ということで…w (2018年7月2日 22時) (レス) id: 86d7cf8c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あうおん | 作成日時：2016年7月27日 11時
