二話 ページ14
教室が賑わっている。
みんな修学旅行の班を決めているようだ。
烏間さんいわくあっちでも暗殺をするそうで
私は…カルマくんでも誘おうかな。
この教室じゃ、1番気心知れてる。
いやまて。
修学旅行こそがあの写真を削除する最高のチャンスなのでは？！
「かっ、カルマくん！」
「んー？どしたAちゃん」
カルマくんは最近、私のことを名前で呼ぶことがある。
それも毎回じゃなくって、不意打ちで時々。
私を面白がっているのだろう。
あっちの思惑通りになんかいくもんかと思うものの、やはり気恥ずかしい。
「修学旅行の班…決まっちゃいました？」
恥ずかしかったので俯いたまま問う。
「んーん。まだだけど、今黒瀬ちゃん誘おうと思ってたとこ。やだ？」
「やじゃないです。むしろ今誘おうとしてたので好都合です」
私とカルマくんが話していると、潮田さんが声を掛けてきた。
「あ、潮田くん」
「渚でいいよ。なんかなれないからさ、潮田って。そーだ。修学旅行の班、同じになんない？カルマくん」
「俺はいいけど、もれなく黒瀬ちゃんついてくるよ。いーの？」
「失礼な。私は疫病神かなんかですか」
「もちろんいいよ。こっちは茅野と杉野と奥田さんだよ。」
渚くんについていくと、その班で集まっていた。
「へっへーん。俺をなめんなよ。クラスのマドンナ神崎さんもどうでしょう」
「お、神崎さんでちょうどぴったりか」
神崎さんが恥ずかしそうに立っていた。
「おいおい、カルマと黒瀬大丈夫かよ。旅先でトラブルになったりしないよな」
「大丈夫。目撃者の口は封じるから」
そう言って写真を出すカルマくん。
ボコボコにされた見るからに不良っぽい人が写っている。
「野蛮ですね。私はそんなことしませんからご安心を。授業はサボりますがヤンキーは狩りません」
「おい、やっぱカルマ誘うのやめとこうぜ」
「でもまあ、気心知れてるし」
渚くんの一言で班員が正式に決定した。
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あうおん(プロフ) - 満月狼さん» コメントありがとうございます。何度も読み返してくださる方がいらっしゃるなんて想像もしていなかったので本当に本当に嬉しいです。 (2019年3月27日 21時) (
レス) id: f8e656bed4 (このIDを非表示/違反報告)
満月狼 - 何度読み返しても飽きることなく読み続けられます。新しいパート6の更新も楽しみにしてます！ (2019年3月27日 14時) (レス) id: b3eceac4b8 (このIDを非表示/違反報告)
あうおん(プロフ) - シリーズがこの先続くことを考えると、題名が尽きると思ったので全部可愛らしい彼女はで統一します。画像の張替えは面倒なので、昔の名残ということで…w (2018年7月2日 22時) (レス) id: 86d7cf8c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あうおん | 作成日時：2016年7月27日 11時
