告白3 ページ5
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ｶﾞﾁｬﾘ
俺が入ってきた扉が開いた。
「…佐々木くん?転部したって聞いたんですけど。」
ボブヘアーを少しなびかせ、スカート丈が長いのと眼鏡が特徴的な、同じ文学研究部の先輩、名倉日向(なぐらひなた)先輩が入ってきた。
「日向先輩こんにちは!今日来れたんですね!なんで高梨先輩と同じこと言うんですか!?」
「佐々木くん。名前で呼ばないでくれますか。」
名倉先輩に冷たく突き放され、悲しくなる。
名倉先輩は、塾に通っていてあまり部活に来れていない。俺も、いろいろあって来れない日が多い。だから、文学研究部部員全員が集まるのは、珍しい。
奇跡。今日はやっぱり記念日だな!
「あ!先輩方!今日は俺が入部してから丁度２ヶ月記念日ですよ!」
「お前、ほとんど部活来てないからノーカンだろ。」
「ええ!?」
高梨先輩は本のページをめくりながら、そう言った。
それから、それぞれが自由に行動し始めた。俺は、何もすることがないからただ座って、本読んだり勉強したりしてる先輩たちにはなしかけた。
『最終下校時刻が迫っています。生徒は速やかに学校から出て下さい。』
放送部の下校アナウンスが流れた。
もう帰らないといけないのか…
「先輩方!俺ともうお別れで悲しいでしょうが、さようならです!……て、先輩!?」
俺が先輩達との別れを悲しんで寸劇的なことをしている中、
先輩二人は帰る準備を終えて、部室から出ようとしているところだった。
「早くしろ。閉めるぞ。」
資料室の鍵をチャリチャリと揺らしながら、高梨先輩は振り向いて俺を待っていてくれた。
「はい!今すぐ!」
バッグを手に取って急いで、部屋を出た。
「それじゃ。」
名倉先輩はさっさと行ってしまった。
「はい!さようなら!」
高梨先輩と帰られるチャンスだと思って、扉の鍵を閉めている先輩を見る。
「気をつけて帰れよ。」
と言い、俺の横を通り過ぎた。
「え!?一緒に帰らないんですか…?」
「は?」
「あ…ごめんなさい。」
結局一人でトボトボと帰った。
〜〜〜・・・
名倉日向の設定を『告白設定』に追加してます。
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壱(プロフ) - 色彩さん» 先輩可愛いですからね、仕方ないですね。手はお大事に (2019年10月7日 22時) (
レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
色彩 - 先輩が可愛すぎてじたばたしてたら机に手をぶつけた人です........w (2019年10月7日 19時) (レス) id: 6770d884cb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ナナさん» そう言って頂けると、キャラ達も喜びます!ありがとうございます。嬉しいです! (2019年4月5日 0時) (レス) id: fa04b5e127 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 先輩が可愛すぎて辛い…。もう夢小説とかどうでも良くなるくらい佐々木くんと先輩を推しまくりました(笑)作品自体に出会ったのは最近ですが私はもうひぃさんのファンです！！いや、ファンにしてください！（笑）これからもひぃさんの作品楽しみにしてます！！ (2019年4月1日 7時) (レス) id: c46c927188 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - いや、もう浸かりましたwBLにはまったのがこの作品のおかげですよ! (2019年3月20日 15時) (レス) id: 072ca93e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ | 作成日時：2019年1月12日 23時
