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桐山side
？「照史！！！！！！」
「なんだ。淳太先生やんけ。」
中「なんだってなんやねん！ww」
「で、俺に文句でもいいにきたん？」
中「ちゃうで。話にきたんや。」
「なにを？俺に話すことなんてないやろ。」
中「いっぱいあるで。」
「俺は！望を傷つけたんや！」
中「望が言ってたで、ごめんって。」
「俺に謝らんどってや・・・」
中「それでな、望のこと話そうと思ってきたんよ。」
「望の・・・こと？」
俺が見つめると、
中「とりあえずベンチに座ろうや！」
そう言って立ち上がらせてくれた。
ベンチに座って、淳太先生は話し始めた。
中「あいつなぁ、人の前ではあんな感じなんや。
明るくて、いつも笑っとって、純粋で・・・。
ちょっとやんちゃやけど、自分よりも他人のことを考えるめっちゃいい子。
でもな、俺一回見たことがあんねん。
あいつが、強いと思っとったあいつが・・・
.
.
.
.
泣いとるとこ。」
「えっ！」
俺は驚いた。
俺も強いと思ってたから。
泣くようなやつちゃうって思ってたから。
中「病室で一人になった時、泣いとった。
今にも消えそうやった。
そして、泣きながら、こう呟いたんや。
『死に・・・たく・・・ない・・・」
って・・・。
あいつは、みんなの前で強がってるだけやと思うねん。
ほんまは、辛いのに隠してるだけやと思うねん。
あいつ、自分のこと放っておいてでも、他人を大事にするやつやから。
ほんまなら、治ってた。
移植して、治すことができたんよ。
でも、望は、その心臓を、譲った。
中学生の女の子に・・・
それからは、心臓なんて見つからんで・・・
あいつは、ほんまにわからへんわ。
死にたくないんに、なんで譲ったんやろうって。
でも、望は、多分他の人を犠牲にしてまで、助かりたくはなかったんやろなって。
俺はそう思っとる。」
俺は、気がついたら、泣いていた。
強い望の弱い部分。
そこに気づいてあげられなかった。
「謝るのは、俺の方やんけ！！！」
俺は、また走り出した。
中「ちょ、照史！！！」
そう言った淳太先生を無視して、
病院に向かって、ただひたすらに、
走った。
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やまこたラブ(プロフ) - フェアラーが跳びますさん» ありがとうございます！自分で考えさせていただいた言葉です！ (2019年3月18日 6時) (
レス) id: 51769b2ed0 (このIDを非表示/違反報告)
フェアラーが跳びます(プロフ) - もう3回ぐらい読み直してます！質問なんですがこの言葉は作者さんが考えたものなんですか？ (2019年3月17日 18時) (レス) id: 1406c5ff26 (このIDを非表示/違反報告)
やまこたラブ(プロフ) - とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年6月3日 11時) (レス) id: 51769b2ed0 (このIDを非表示/違反報告)
３６９ - やまこたラブさん、お久しぶりです♪369です♪久しぶりにこのお話を読みました♪やっぱり何度見てもいい話だなと思いながら読み返しました。今でものんちゃんの空に輝く星にてを伸ばせばを思いだし何度も自分に唱えています。いい言葉本当にありがとうございます♪ (2018年6月2日 2時) (レス) id: 3b6d2d3bfe (このIDを非表示/違反報告)
やまこたラブ(プロフ) - (名前)のぞみさん» ありがとうございます！！！ (2017年12月3日 22時) (レス) id: 8648ff81d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまこたラブ | 作成日時：2017年8月11日 21時
