【Dr.STONE】100万回目の告白

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そう千空が叫んだ直後
目の前の木の間から、無数のライオンが襲いかかってきた


大「まさか！！なぜいるんだ
日本に………！！！」




千「んなもん出所は動物園しかありえねーだろ！
飼育員が鍵開けたまま石化したか
人間不在で逃げだしゃ園内の草食動物は全部エサ
街に出りゃペットも食い放題……んで文字通り百獣の王になった！」


『このストーンワールドじゃ食物連鎖の頂点はもう人間じゃないってこと！？！！？今襲われたら完全に詰みじゃん！！』


なんて言いながら私たちは全力で走り出す


走るのはライオンのほうが圧倒的に早いはずなのに、私たちを襲ってこない




大「なぜライオンたちは襲ってこない！！」

千「ククク、連中にしてみりゃ俺らは初めて見るキメェ二足歩行生物だかんな」

『！！そっか！人間なんてずっと居なかったんだもんね、、、でも多分これって時間の問題だよね！？』


千「ああ、キャンプに戻っても槍くらいしか手がねえ、それもはるばる逃げ帰れりゃの話だ、
初めからほぼ詰んでんだよこのゲームは」
そんな、、



千空がそういった直後大樹が思い切り私たちに向かって杠を投げてきた


千「『ふおぐ！！！』！！」


この石像おっも！
二人で持っても重すぎる
前々から思ってたけど大樹の体力チートすぎじゃん！




『た、大樹！？どうしたの！？』

大「科学知識を持った千空を死なせる訳には行かん！！それにこの中でいちばん体力があるのは俺だ！いざとなればこの俺が盾となって！」



千「ダメだ！テメーのカードは体力だ！！武力じゃねえ！小学生ん時からずっと__ひと殴ったことが1度でもあんのかよ！！




合理的に考えろ！俺にもAにもお前ほどの体力なんざねえ、誰一人かけるわけにはいかねーんだ

逃げる時は必ず！俺ら全員でだ！！」







そうだ、そうだよ
千空は頭を使って、大樹は体を使う
どちらもかける訳には行かない。







じゃあ私は？

ここに本当に必要あるっけ？


私なんかよりやっぱり器用で賢い杠を復活させた方が効率が良かったんじゃないの？

非合理的なことはしない千空だからこそどうして私を1番に起こしたのかが分からない




ってダメダメ、
またそういうことすぐに考える、わたしは…

今は逃げることを最優先で考えなくちゃ！








頭はどちらかと言うと良くない方だが、私も一生懸命この場を逃れられる方法を考える、







なにか、なにかないの……？
このままじゃ全員



死んじゃう！！！

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