【Dr.STONE】100万回目の告白

33 ページ34

杠「この皮模様がちょっとロケットっぽくない？？
科学の旗みたくて千空くんに似合うかも」


『！！ほんとだ！』


千「いや1ミリもぽくねえ」


あー、本当に1ミリも思ってない時の顔だ…
夢がないな千空は〜


千空の身長くらいある木の枝と千空の首をその皮で縛り始めた杠


杠「一応首にね！当て木とかしといた方がほら」


千「いや1ミリもいらねえ」


『いいじゃん！大きな衝撃とかでボキッとか言ったら怖いし！！』



千「さっき俺の事をぶっ倒してきたテメーが言うか」



『ごめんて！！！！』






千「てか本当にいらねえんだわ、もう治ってんだよ
ククク、千空博士の身を挺した人体実験は成功だ
石化解除の修復力は思いのほかクッソ高けえぞ！」




そんなこと言っているけど、これからは出来れば身を挺した人体実験なんて二度として欲しくない……




千空が死んだと思ったとき



私も死のうかとか変なこと考えちゃったからな



大「わははは！石化のせいでこんなに苦労しているのにその石化のおかげで治るとはなーー！
石鹸作った時千空言ってたじゃないか、いやむしろ！この石化こそが医者替わりの命の石＿＿



Dr.STONEじゃないかーーーー！」





そう大樹が言うとなにやら考え込む千空



千空は、世界の全員70億人を助け出すと言っていたけど、もっともっと私の思わないような壮大なことも考えているのだろう。



どうして石化したのか


人間とツバメ限定の石化
ファンタジーみたいな話だ


千空ならきっとそんな謎さえも科学的に証明するのだろう……








ずっとここにいる訳にも行かない

私と大樹は袋に今日の晩御飯やら何やらを集めてここを出る準備をする



千空と杠はなにやら話しているようだった



一瞬真っ青な顔をしたと思うと、そそくさと私たちの方に来た杠




『千空と何話してたの？？』


杠「んっと、これから司くんのところに戻ろうかなーって」



大「おお！そうか！司のところか！」






…………………………………ん？司？







大「『なに！？！！！？！』」




どういうこと！？何を言っているの杠？

千空を殺そうとした人の元に戻るなんて、、、





大「なんでだー！千空を死なせた危ない男だぞ！
いや死んでないが！！！確かに元は良い奴だが…………じゃなくて少なくとも司は千空を殺したと思ってて＿＿」



テンパって驚いて口調がまとまっていないけど私も大樹と全く同じことを考えていた。

34→←32

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す