【Dr.STONE】100万回目の告白

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司「ここはストーンワールド
まだなんの汚れもない楽園だ＿＿


純粋な若者だけを復活させてこのまま誰のものでもない自然と共に生きていく。
人類を浄化させるチャンスなんだ！！


君たちもそう思わないか？千空、A」






今人が１人死んでしまったのにどうしてこんなにべらべらと喋ることができるのだろうか。






司に対しての恐怖、怒り
目の前の人を救えなかった悔しさ
これからどうなってしまうのかという不安



そんな気持ちがごちゃごちゃに混ざりあって私の頭の中は混乱していた


千「全っっっ然1ミリも思わねえなあ〜」


千空の言葉に我に返る



千「メカやら宇宙やらドラえもんやらに唆りまくりのテクノロジー大好き少年なもんでな
科学の力で人類全員！もれなく助けてやるよ」


『千空…………』






千空はいつだって千空だ。
科学が大好きで、いつも真っ直ぐで
あんな怖い顔している司に対してだって素直に自分思っていることを言ってしまう

そんな千空だからこそ、きっと本当に地球上70億人全ての人を助け出せる。そう思うんだ






司「………そうか。A、君もそう思うのかい？」





ヒリヒリと凍てつくような視線が私に向けられる。



『…………ねえ司、あなたには大切な人はいる？
石化してここにはいないのかもしれないけど、きっといるよね』


今の話は司の話だ……


『司に大切な人がいるように、今殺してしまった人にも誰かから大切に思われているんだよきっと


人間は1人では生きていけない。誰だって愛されている、それがどんなに憎い相手だったとしても
だから私たちがそれを壊していいわけないんだよ


人類を浄化する？笑わせないで
司の言う汚れた人間よりもあなたは汚れた最低な人間だよ

私は司の言っていることは全く理解ができないし、したくもない。』







どうやら私たちと司の考えはとことん合わないみたいだ。


そう言い終わってしばらく睨み合っていると、司は私たちを見るのをやめて、海に目を向けた




千空の方を見ると何やら考え事をしているようだった



というか……
あんなことを言ってしまったけど、殺されたりしないだろうか。私の中で一番恐れていたことが今起きてしまった。


それでも私たちを殺そうとしないのはどうしてなのだろう、司にかかれば3人くらい素手でも行けそうなのだが





大「やったぞーーー！！千空！A！司！！」





後ろを振り向くと大樹がなにやら嬉しそうにツボを持って走ってくる

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