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これまでの
あらすじ
※敬称略
大学2年生のAは、普段は誰に対しても笑顔を絶やさず本当の自分を押さえ込んで過ごしている。
他人に好い顔をしていれば損をしない。
誰からも好かれたい。
そんな考えから、いわゆるぶりっ子をやめられずにいた。
そんな彼女は、ある日知り合った同じ大学に通うそらを好きになる。
時を同じくして彼の親友であるエイジとも知り合う。
Aはこれまでと同様に二人にも好い顔を続けるが、エイジには直ぐ様「うさんくさい」と見破られてしまった。
それがきっかけでエイジにだけは本来の自分をさらけ出せるようになり、そらへの想いも彼にだけは伝えてあった。
それ以降エイジは、たまに恋路を邪魔するときもあるが、Aの良き相談相手であり、理解者でもある、親友と呼べる関係であった。
Aは何とかそらに振り向いて貰おうと日々奮闘するものの、期待はいつも空回り、なかなか上手くいかない。
落ち込むたび、傷つくたび、励ましてくれるのはいつもエイジで、ある日を境に彼をただの友だちではなく、男として意識し始める。
そんな折、そらに変化が。
Aの知らないところで、そらは他の女の子と関係を進めていたのだった。
その事実を知ったAはショックを隠しきれず、大学の空き教室に逃げ込むが、そこへそらが現れる。
彼の話を聞くうちに突きつけられた冷たい現実に、思わず泣き出してしまう。
事情を知らないそらはそんなAの頭を撫で、優しく声をかける。
その様子を陰から見ていたエイジは、苛立ちと暗い感情を覚えていて……。
空き教室でそらと別れた直後、彼と女の子の仲睦まじい姿を目にしたAは、いても立ってもいられず、エイジに電話をかける。
会いたい、と一言添えて。
駆けつけたエイジはAの心情を悟り、行き先を告げずにどこかへ連れ出した。
辿り着いた先は水族館。
二人は1時間限りのデートをする。
そこでの出来事、これまでのエイジとの記憶、それらに思いを馳せると、Aの心情に変化が訪れて────。
*第2章も引き続きお楽しみくださいませ。
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作者名:小桜ふわ | 作成日時:2020年2月15日 8時