#幸せの訪れ【ここれもん】* ページ11
*リクエストありがとうございます！
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大学の友人何人かとした飲み会の帰り道。
駅という目的地が同じのここくんと二人きりになった。
暗い夜道をゆっくりと並んで歩く。
「Aちゃん、彼氏出来た？」
唐突な質問に息が止まりそうになった。
「な、何？ 急に」
それでもあくまで動揺を隠し聞き返す。
「いやさー、この前言ってたじゃん。
好きな人いる、って。 だから気になって」
そうだった。
以前ここくんに聞かれて、そう正直に白状してしまったんだ。
だけど、別に進展があったわけでもない。
「……出来てないよ」
なるべく平静を装い答える。
「あ、そうなの。 なんだ」
ここくんの声音がわずかに弾んでいることに気づく。
どうして嬉しそうなの？
こっちは進展がなくて落ち込んでいるのに……。
「今どんな感じなの？」
やけに知りたがるなぁ、なんてふわふわする頭で思う。
「うーん……」
覗き込むようなここくんの視線を感じながら宙を眺めた。
「強いて言えば、飲みに行ったくらいかなぁ」
「二人で？」
「ううん。 友だちもいたよ」
────それから、駅までの道を一緒に帰っている、くらいだ。
「そっかぁ」
相槌を打ちつつ、ここくんは角を曲がった。
だけどそっちは駅へ行く道ではない。
彼も酔っているのだろうか。
「ここくん、そっちじゃないよ」
「たまには遠回りしようよ」
慌てて引き止めたが、当の本人はあっけらかんとしていた。
その声は無邪気な子どもみたいで、気づけば私は笑んでいた。
「……」
車道から距離が離れたのか、喧騒が遠くに霞む。
静寂に少し緊張した。
「あ、見て見て。 こんなところに公園」
ここくんが指さした先には、ぼんやりと頼りない外灯に照らされた公園があった。
「え、凄い。 バスケットゴールある」
思わず感嘆する。
しかも、地面には誰かの忘れたボールまで転がっていた。
「俺のための公園かなぁ」
バスケ歴が長い彼は嬉しそうにそうこぼし、公園の中へ入っていく。
私も後をついて行き、ボールを拾ったここくんを横目に、傍らにあったベンチに腰を下ろした。
「じゃあちょっとサッカーしちゃおうかな」
「バスケね。 手と足逆でしょ」
なんて軽口を叩いて笑い合うと、不意に夜風が吹き抜けた。
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小桜ふわ(プロフ) - 梨さん» あ、レス早過ぎましたね！すみません！; 恐れ入ります、遅くなってしまい大変申し訳ございませんでした…！ ありがとうございます！そのお言葉を糧にこれからも精進します！ (2022年3月20日 2時) (
レス) id: 43213200ba (このIDを非表示/違反報告)
梨 - 小桜ふわさん» 続きです(文字数都合の為) お忙しい中、執筆いただき本当にありがとうございます！これからも陰ながら応援しております (2022年3月20日 1時) (レス) id: 622b87d304 (このIDを非表示/違反報告)
小桜ふわ(プロフ) - 梨さん» とんでもないですー！喜んで頂けて良かったです…！あたたかいお言葉に安心しました(´ω`*) 実は結構やっております笑笑 梨さんもやってらっしゃるんですね！マッチした際にはよろしくお願いします笑 リクエストありがとうございました！(*^^*) (2022年3月20日 1時) (レス) id: 43213200ba (このIDを非表示/違反報告)
梨 - 小桜ふわさん» わーー！非常に素晴らしい作品ありがとうございました...好きなゲームネタがあって嬉しいのと、夢主ちゃんとしょこさんとても可愛いすぎてほっこりしました(´ω｀*)小桜ふわ様もあのゲームされてるんですね！楽しいですよね〜！(私もビビりながらもやらせて頂いてます) (2022年3月20日 1時) (レス) @page43 id: 622b87d304 (このIDを非表示/違反報告)
小桜ふわ(プロフ) - 梨さん» はじめまして！しょこ了解致しました！(｀・ω・´)ゞ 気長にお待ち頂けると幸いです…！ 恐れ入ります。リクエストありがとうございます！ (2022年3月12日 8時) (レス) id: 43213200ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小桜ふわ
| 作成日時：2021年6月11日 10時
