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「他は?お腹すいてない?うちのカレーおいしいのよ〜食べてかない?」
「いえ、大丈夫です。」
「⋯あとね!フルーツパフェもおすすめ!今日は新鮮なのいっぱい入ったから、どう??あとはーサンドイッチとか、アイスクリームもうちは美味しいのよ〜」
「いえ⋯」
するとにこにこ喋っていたおばちゃんが急に顔色を変えて必死な声で泣き出した。
「お願い!もう1つ!もう1つでいいからなにか頼んでよぉ⋯じゃないと利益が出なくて明日の生活も苦しいんだ!!」
圭人の足元に崩れるおばちゃんをただ呆然と見ていた私。
なんだ?どういうことだ⋯?
「顔をあげてください。じゃあ今オススメしていただいたもの、全部いただけますか?」
「ありがとう⋯ありがとう!!」
そういっておばちゃんはまた厨房に戻った。
「おい、何?どういうことだよ。」
「見ての通りだよ。商売してる商人達も見てくれは普通の生活を送ってそうだけど、実際はかなりギリギリの生活を送ってる。
⋯さっきの人ほどじゃないけど。」
「国民全体がそもそも貧しい生活をしてるってことか。」
「そういうこと。その理由が⋯」
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ねむり(プロフ) - Rare fruitさん» ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです!!こっちは感覚を開けて大量に更新していくので少し間が空きますが両方とも頑張っていくので楽しみにしててください!! (2020年9月27日 23時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - すごく面白いです!設定がしっかりしていて、すごいなあって思っています。満月愛想曲も読んでいます。両作品とも続きが楽しみです更新頑張ってください! (2020年9月26日 23時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時:2020年9月19日 2時