新月幻想曲-Fab-4 (ページ7)

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大「あ、何かやってる。」

「賑やかですね。」

大「ちょっと寄っていこ！冷凍物とか買ってないし。」

帰る途中、大きな公園に人が沢山居るのを見かけた。
どうやら何かちいさなイベントをやっているようで、キッチンカーが出ているのが見えた。
有岡さんに続いて私もイベントが行われている方へ歩いた。

「フリーマーケットのようですね。」

大「へぇ〜本当に色々置いてあるね。」

行われていたのはフリーマーケット。
いくつかのブースに服や雑貨、ちょっとしたインテリアまで様々な物が並んでいた。
ママさん達が主催のイベントのようで、奥の方にある遊具では子供達が楽しそうに遊んでいた。

「あ⋯本も置いてある⋯。」

大「あっあれなんだろ⋯ちょっとあっち見てくる！」

「はい。私、ここに居ます。」

向こうのブースに走っていく有岡さんを見送って私は本が並ぶブースの前で立ち止まった。
小説や洋書⋯かと思いきや絵本もあった。

『こんにちは。どうぞ手に取って見てみてくださいな。』

「ありがとうございます。」