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中島さんは燕尾服を纏い、髪もバッチリとセットされたフォーマルな格好だった。
なんだか王子様みたい⋯。

素直に口から漏れた言葉にはっとした。



















「あっ!す、すみません⋯。」


裕「あはは、ありがとう。惚れちゃった?」


「⋯!」


裕「なーんてね。今からAちゃんにもおめかししてもらうよ。」


「わ、私、も?」


裕「人前に出るからね、ちょっと整えさせてもらうね。とりあえずこれ着替えて!」



















着替えたら教えてーと中島さんは1度外に出た。
渡された服⋯なんだろう、ワンピース?
服に袖を通して鏡で見てみた。



















「こ、これは⋯!」



















長めの黒いワンピースにフリルが控えめな白いエプロン。
これはまさしくクラシカルなメイド服!
⋯⋯これが私の正装、なのかな⋯?
着慣れない服にどうもコスプレ感が否めない。
なんか着られてるって感じだなぁ⋯。



















「着替えました。」


裕「あっ、かわいー!似合ってるじゃん、サイズもぴったりみたいだし問題無いね。」


「これ⋯正装ですか?」


裕「うん、主催側ってのがわかるようにね。さ、あとはメイクとかしてもらおっか。」


「メイク!?」



















メイクする私⋯再び!?

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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/  
作成日時:2022年11月3日 2時

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