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「⋯⋯⋯。」
夢中になってムキになって、やっと取れたとおもったらこのイルカに2200円かけてしまっていた。
意外と難しい⋯!
それに夢中になりすぎてお金が消えてた⋯!
ゲームセンター、いやクレーンゲーム。あまりに魔性すぎる。
2200円あったらスーパーでどれだけの物買えたか⋯。
クレーンゲームはもう禁止だな、と自分で自分を戒めた。
せっかくとれたぬいぐるみだし大切にしようと私はイルカを抱きしめた。
ふわふわだ⋯。
「ん、いい匂い⋯。」
ゲームセンターを出ると美味しそうな匂いが香ってきた。
匂いのする方へ辿るとそこには小さなお店。
『チーズハットグ1つください。』
『私チョコチュロスー!』
あ⋯クラスの人が言ってたお店ってここの事だったのかな?
アメリカンドッグみたいなの皆食べてる⋯と思ったらチーズ?
カップに入ったアイスとちっちゃいチュロス?を食べてる人もいる。
これ⋯これがもしかして流行りってやつなのかな?
私も食べてみたい。
けど2200円無くなっちゃったしなぁ⋯。
貯めてる分があるとはいえ使いすぎるのも⋯
『これめっちゃおいしい!』
『チーズ伸びる〜!』
「すみません、チーズハットグ1つください。」
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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時:2022年11月3日 2時