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『邪魔しないで下さい⋯!これは世紀の大実験なのです⋯!』
「お前のイカれた人体実験はもう終わりだ。人間はお前の
『Shut up!!邪魔するなら貴方の力も歪めてあげましょう!!』
「
団長に向けて茨を生やす。
茨は団長の力によって捻じ曲げられ私たちに向かってその猛威を奮ってくる。
大「ちょ、ちょちょっと!!」
圭「A危ないって!」
「いいから。」
光「えっ⋯何言っ」
「何もするな。全力で避けろ。それだけだ。」
私の力にさらに上乗せされた力によって茨は暴力的になる。
私たちは何もしなかった。
ただその猛威を避けては逃げ続けた。
『はぁ⋯はぁ⋯⋯まだ⋯⋯⋯えっと⋯⋯。』
「
『うわっ⋯!!な、何故⋯なんだ⋯?』
裕「動きが止まった⋯?」
団長は急に頭を抱えて魔法を唱えるのをやめた。
やっとだな、と私も魔法を唱えるのをやめた。
「⋯誰かあの男を拘束しろ。」
大「えっ!?あ、うん⋯!」
『離せぇっ!』
雄「⋯?力が無い?」
さっきまでの勢いはどこへやら。
団長は雄也と大貴の手によってあっという間に拘束された。
圭「なんで急に?呆気ないな⋯。」
「魔法の力はその人の力量や知識で左右される。自分自身でパワーを上げることが出来ても他人が干渉することは禁戒だ。ましてや力を歪めるなんて⋯なぁ?随分威力の高い黒魔術をぶっ放し続けてたんじゃねぇの?」
涼「まさか、代償⋯⋯!?」
「正直いつ何が奪われるのかは賭けだった。だけど"威力の高い黒魔術"ってだけでそんなに時間がかからない事くらいはわかってたさ。さぁ、さっきみたいに魔法でも唱えてみろよ。」
『う⋯⋯その⋯⋯⋯⋯。』
口篭る団長を鼻で笑ってその頭を指した。
「もうわからないんだろう?力の代償に"知識"でも奪われたか?もう二度とお前の世紀の大実験とやらは出来ねぇな。」
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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時:2022年10月16日 23時