検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:4,747 hit

34 ページ34

『邪魔しないで下さい⋯!これは世紀の大実験なのです⋯!』


「お前のイカれた人体実験はもう終わりだ。人間はお前の実験動物(モルモット)なんかじゃない!!」


『Shut up!!邪魔するなら貴方の力も歪めてあげましょう!!』


大地の剣(ロズア=ア-ジュ)!」
















団長に向けて茨を生やす。
茨は団長の力によって捻じ曲げられ私たちに向かってその猛威を奮ってくる。
















大「ちょ、ちょちょっと!!」


圭「A危ないって!」


「いいから。」


光「えっ⋯何言っ」


「何もするな。全力で避けろ。それだけだ。」

















私の力にさらに上乗せされた力によって茨は暴力的になる。
私たちは何もしなかった。
ただその猛威を避けては逃げ続けた。
















『はぁ⋯はぁ⋯⋯まだ⋯⋯⋯えっと⋯⋯。』


大地の剣(ロズア=ア-ジュ)!」


『うわっ⋯!!な、何故⋯なんだ⋯?』


裕「動きが止まった⋯?」
















団長は急に頭を抱えて魔法を唱えるのをやめた。
やっとだな、と私も魔法を唱えるのをやめた。
















「⋯誰かあの男を拘束しろ。」


大「えっ!?あ、うん⋯!」


『離せぇっ!』


雄「⋯?力が無い?」
















さっきまでの勢いはどこへやら。
団長は雄也と大貴の手によってあっという間に拘束された。
















圭「なんで急に?呆気ないな⋯。」


「魔法の力はその人の力量や知識で左右される。自分自身でパワーを上げることが出来ても他人が干渉することは禁戒だ。ましてや力を歪めるなんて⋯なぁ?随分威力の高い黒魔術をぶっ放し続けてたんじゃねぇの?」


涼「まさか、代償⋯⋯!?」


「正直いつ何が奪われるのかは賭けだった。だけど"威力の高い黒魔術"ってだけでそんなに時間がかからない事くらいはわかってたさ。さぁ、さっきみたいに魔法でも唱えてみろよ。」


『う⋯⋯その⋯⋯⋯⋯。』
















口篭る団長を鼻で笑ってその頭を指した。
















「もうわからないんだろう?力の代償に"知識"でも奪われたか?もう二度とお前の世紀の大実験とやらは出来ねぇな。」

35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/  
作成日時:2022年10月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。