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「あらAちゃんいらっしゃい!」
「おばさん!こんにちは。」
「お母さんおかえりー」
「ただいま。元気してる?ご飯ちゃんと食べてる?」
「あ⋯はい。」
「大丈夫!さっきハンナサンドサービスしてあげたから!」
「こらっアンタって子は⋯って言いたいところだけど、Aちゃんなら特別ね!」
「申し訳ないです⋯」
買い出しからシーラのお母さんが戻ってきた。
おばさんも明るくて、シーラはそこに似たのかもしれない。
「それより大丈夫?もう日は暮れてるわよ?」
「えっもう夜!?ごめんめちゃくちゃ話し込んじゃった!」
「いいんだよ、久々にシーラと話せてすごく楽しかった。」
「一人で帰るの?」
「あ⋯はい。」
「それは辞めた方がいいね。村まで送ってくれる馬車を呼んであげる。ちょっとあんたーっ!?」
おばさんはいそいそと店の奥に居るであろうおじさんのところに向かった。
シーラも心配そうな顔で私を見た。
「ごめんね、長居させちゃった。馬車呼んでくれてるみたいだから、もう少し待ってね。」
「そんないいのに⋯。自分で帰れるよ。」
「だめだよ!暗い中帰るの危ないし、今は森の方は特に危険だから。」
「え?そうなの⋯?」
確かに暗いから危ないけど⋯そんなの、いつものことだから気にも止めてなかった。
「あの森にはとても恐ろしい獣が出るんだって。」
「そんなの、昔の話じゃないの?」
「それがそうじゃないのよ。確かに昔噂になったけど、最近は獣を見たって人も現れて⋯」
「そう。この間旅人の若いにーちゃんが走って知らせに来たんだ。『獣がでたーっ!』って」
店の奥からおじさん⋯シーラのお父さんが出てきた。
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ねむり(プロフ) - PINK_zarame1130さん» ありがとうございます*(^o^)/*こんなガサツな脳内妄想で申し訳ないですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!次の更新まで暫くお待ちくださいm(*_ _)m (2020年1月3日 2時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
PINK_zarame1130(プロフ) - 凄く面白いです! 更新楽しみにしてます笑!完結頑張ってください(^-^)応援してます。 (2020年1月1日 2時) (レス) id: d9cb91b44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむり | 作成日時:2019年12月21日 23時