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これが私の小さい頃記憶と生い立ち。
今は





「A!まだご飯が出来ていないのかい?もうすぐ主人が帰ってきてしまうだろう!早くしておくれ!」


「Aサ〜ン?ここの掃除もう終わったのかしら、まだホコリがいーっぱい残ってるわよ。はいやり直し。全くこんなこともわからないのかしら。」


「Aーまだ洗濯終わってないの?明日のパーティにそのドレス来ていくんだから早くしてよ。あ、汚したら許さないから。」







村の中でも、とりわけ裕福な家のお手伝いとして働いている。




おばあちゃんが居なくなってから元々裕福とは言えなかった私の暮らしは急激に貧しさを増し、今はおばあちゃんが残した少しの財産と働きに出て得たお金で細々と生活している。




このお家はとても広くてお金も沢山持っているが、奥様とその娘さん達は私に沢山いじわるをしてくる。

掃除したところをわざと汚したり、大声で嫌味を言われたり、影でコソコソと悪口を言われたり⋯。




でも、耐えなきゃ。
耐えないとお金貰えなくなっちゃう。




それに、旦那様に言って更にいじめが酷くなるのが怖い。




だから言わない。言えない。



あの頃絵本の世界のように憧れてたパーティとか、今では夢のまた夢。


今は、今を生きていくのに精一杯だ。









「大変!パパ帰ってきた!」


「A!まだ終わらないのかい!?」


「終わります!間もなく夕飯出来上がります!」









慌てて夕飯を作り終えると、旦那様が帰ってこられた。








「ただいま。」


「貴方、おかえりなさい。」


「パパおかえり〜!」


「ご飯食べよー!」








先程の私の前とはうって変わって、奥様と2人の娘さん達は猫撫で声で旦那様の元へとかけていった。








「いつもすまないね、A」


「いえ、仕事ですので。」


「さぁさ、ご飯にしましょう。Aサン?今日はもう帰っていいわよ。」









奥様はわざとらしい笑みをこちらに向けて、早く帰るように促した。

奥様は嫉妬深い。だから旦那様に優しく話しかけられる私が気に食わないのだ。

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ねむり(プロフ) - PINK_zarame1130さん» ありがとうございます*(^o^)/*こんなガサツな脳内妄想で申し訳ないですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!次の更新まで暫くお待ちくださいm(*_ _)m (2020年1月3日 2時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
PINK_zarame1130(プロフ) - 凄く面白いです! 更新楽しみにしてます笑!完結頑張ってください(^-^)応援してます。 (2020年1月1日 2時) (レス) id: d9cb91b44a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむり | 作成日時:2019年12月21日 23時

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