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「あっごめんなさい!急に触っちゃって」
「いえ、お気になさらず⋯」
「そういえば髪、ちょっと乱れちゃってる。」
ぱっと離れて私の髪をそっと触る。
さっきの人に上手いこと言われた時、ぐいぐい撫で付けたんだけど⋯
やっぱり解れたものは直らなかった。
「ちょっと待っててね、いのちゃん呼んでくる。」
「え、あの、」
「すぐ戻るから!」
足早に誰かを探しに行った。
いの、ちゃん?
それにしてもフランクな人だった。見た目からも太陽のような明るさを持つ人だって事がわかるくらい。
そしてやっぱり、王子様みたいな人⋯
ここの主さんはみんなどこかの国の王子様なのかしら。
って、あれ⋯?主さん一体何人いるの⋯?
あの可愛らしい男性と、さっきの人も⋯かな。
「お待たせしました!いのちゃん、この人が」
「Aさん⋯か。初めまして、我が屋敷のパーティへようこそ。」
さっきの人に連れられてきた男性⋯いのちゃんと呼ばれる男性は背が高くて、ふわりと柔らかな笑みを浮かべていた。
そしてまた黒の燕尾服⋯彼も御屋敷の主さん⋯?
どこか女性のような柔らかみというか雰囲気というか⋯。
そしてどこかで小聡明さを感じる綺麗な男性だった。
「たしかに髪乱れちゃってますね、こちらへどうぞ。あとメイクアップもお任せ下さい。」
私はいのちゃんと呼ばれる男性について別室に向かった。
メイク⋯してないの、バレバレだよね⋯
こんな華やかな場所なのに⋯恥ずかしい
「本当に可愛い⋯⋯噛み付いちゃいそうだったよ⋯」
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ねむり(プロフ) - PINK_zarame1130さん» ありがとうございます*(^o^)/*こんなガサツな脳内妄想で申し訳ないですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!次の更新まで暫くお待ちくださいm(*_ _)m (2020年1月3日 2時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
PINK_zarame1130(プロフ) - 凄く面白いです! 更新楽しみにしてます笑!完結頑張ってください(^-^)応援してます。 (2020年1月1日 2時) (レス) id: d9cb91b44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむり | 作成日時:2019年12月21日 23時