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「きっと素敵な宝石やドレスがいっぱいあったんだよ!!」
私は目を輝かせて、うっとりとしたように言う。
「違うわよ、きっとすごーく恐ろしいおばけか獣が居たんだわ。」
少し脅えたように、シーラは言う。
私とシーラはおばあちゃんが読む絵本を聞いて、いろんな世界を想像するのが大好きだった。
「ねー、おばあちゃんの作る絵本ってどうしていつも途中で終わっちゃうの?」
「そうよ!続きが気になって、ご飯やお風呂、トイレに居る時だってずーーっと考えちゃうんだから。」
「ふふ、そりゃあ良かった。」
おばあちゃんは少し悪戯っぽく笑った。
「ばあちゃんの絵本はね、読んでる人が続きを考えて、素敵な世界を作って欲しいから、途中でおしまいにしちゃうの。」
「素敵な世界?」
「そう。だからおばけが出てきても、宝石やドレスがあっても、素敵なお話になればなんでもいいのよ。」
おばあちゃんはそう言って、絵本を片付けた。
「私もこんな素敵なパーティ行ってみたいなぁ。」
「私も!パーティで美味しいものいっぱい食べるんだ〜♪」
「私はね!可愛いドレスを着て素敵な人とダンスをしたい!お姫様みたいになりたい!」
絵本を読み終えた私達は、物語の世界の余韻に浸りながらたくさんの空想をした。
「私もおばあちゃんみたいな絵本作りたい!」
「Aは本当に絵本が大好きなんだねぇ。」
「ううん、おばあちゃんの絵本が大好きなんだよ!」
「それは嬉しいことを言ってくれるね、じゃあAが大きくなったら絵本の作り方を教えよう。」
「ほんと!?」
「うん、約束だよ。」
「Aが作った絵本、私も読みたい!」
「じゃあ私が絵本を作ったら、シーラちゃんに1番にプレゼントしてあげるね!」
「いいの!?ありがとう!私応援してるから!」
おばあちゃんが作った絵本、
それはとても暖かくて、夢のようなお話ばかりで、それを読んでいる時がとてもとても楽しかった。
大好きなおばあちゃんと、友達のシーラ。
3人であそぶのがとても楽しくて。
ずっと続けばいいな⋯
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ねむり(プロフ) - PINK_zarame1130さん» ありがとうございます*(^o^)/*こんなガサツな脳内妄想で申し訳ないですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!次の更新まで暫くお待ちくださいm(*_ _)m (2020年1月3日 2時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
PINK_zarame1130(プロフ) - 凄く面白いです! 更新楽しみにしてます笑!完結頑張ってください(^-^)応援してます。 (2020年1月1日 2時) (レス) id: d9cb91b44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむり | 作成日時:2019年12月21日 23時