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「うーー⋯ん。」









あの出来事から数日が経った。
私は帰ってからすぐに、その日の出来事を忘れないようにノートに起きたこと、どんな気分だったのか、どんな状況だったのかを全て書き綴った。
でも、それを物語に起こそうと思うとすごく難しかった。


なかなか文と文が合わなかったり、起承転結がぐちゃぐちゃになっちゃって思うようにいかなかった。


いかにおばあちゃんがすごいか、それを改めて痛感した。






あれから、魔法が解けたように次の日からは普通の日常が戻ってきた。
お手伝いに行っては奥様達にいびられ、機嫌が悪いと安いお給料を投げ渡され
帰ったらちびちびとパンを食べる生活。

そして少しの時間を使って物語を作り上げようとした。
でも、全然進まない









「どうしたらいいの⋯おばあちゃん⋯」









あの日のぱっと花が咲いたような明るい気持ちはすっかり萎み、私は自分の書いた物語のプロットとにらめっこを続ける日々だった。


せめておばあちゃんが何に気をつけて物語を作っていたかが分かればなぁ









「ふぁあ⋯⋯」









間の抜けた大きなあくびが一つ。
そういえば最近物語を作るのに夢中で寝不足だった。
ぼーっとしてることも多くなり、奥様にも怒られる回数が増えた。


今日はもう寝よう⋯。
どうせ明日はお手伝いはお休みだし。早く起きて一日中物語を作っていよう。


ふっ、とテーブルの上の蝋燭を消すとベッドに潜り込んだ。

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ねむり(プロフ) - PINK_zarame1130さん» ありがとうございます*(^o^)/*こんなガサツな脳内妄想で申し訳ないですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!次の更新まで暫くお待ちくださいm(*_ _)m (2020年1月3日 2時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
PINK_zarame1130(プロフ) - 凄く面白いです! 更新楽しみにしてます笑!完結頑張ってください(^-^)応援してます。 (2020年1月1日 2時) (レス) id: d9cb91b44a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむり | 作成日時:2019年12月21日 23時

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