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裕「あ、ちょっと薮くんなにイチャついてんの。」


宏「違うって、Aちゃんが転びそうになってたから!」

















お風呂場のドアから中島さんが顔をのぞかせた。
そこでやっと私の思考が元に戻り、慌てて薮さんから離れた。

















宏「あっ、そんな動くと」


「いえあの、ご、ごめんなさ⋯っいたっ!!」


宏「もう⋯言わんこっちゃない。」

















手を差し出されてすいません、と手を取り立ち上がった。
恥ずかしい⋯し、かっこ悪⋯

二重の羞恥に駆られた。

















裕「ちょうど薮くん帰ってきたから3人で終わらせよう。」


「すいません⋯お手伝いしてもらって⋯。」


宏「いいんだよ。むしろやってもらってごめんね。」


「いえ、これくらいやらせてください。」

















中島さんと薮さんも加わり3人でお風呂掃除。
流石に3人だと早くてあっという間にピカピカになっていった。

















「綺麗になりましたね。」


裕「ね!3人でやると早いね。」


宏「流石にここまで広いと疲れるな。」


「ありがとうございます。」


裕「疲れたし休憩しよ、Aちゃんもそろそろご飯炊けるでしょ。」


「そうですね。」
















掃除を終えた私達は台所に向かった。

お掃除だけだったのになんだかんだ楽しかった。
こうしてみるとお二人共普通の人間だ。
やっぱり吸血鬼っていうのはもしかしたら、もしかしたら夢かも⋯

















「⋯!」


宏「どうかした?」


「い、いえ⋯」

















台所に向かう途中廊下に点々と血の跡が付いているのに気づいた。
⋯⋯やっぱり、吸血鬼じゃん⋯⋯⋯

急に現実に引き戻された私はご飯を食べてからこっそり廊下の血の跡を消しに向かった。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 跳系 , 吸血鬼
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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/  
作成日時:2022年5月18日 15時

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