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「じゃあ伊野尾さんは⋯。」
大「⋯もう少しでね、100年に一度の新月の日が来る。その日はかなり危ない日だからその影響が出たのかもしれない。」
光「怖い思いさせてごめん。でも、可能性としてはこれから誰かが急にそうなる日もあるかもしれない。その時はすぐ助け呼んで!誰かが止めないと危ないから⋯。」
「⋯わかりました。」
100年に一度の新月。
SFチックで素敵な響き。
それは置いといて、私自身もここで生活していくならある程度自衛しないと死んでしまう。かもしれない。
「⋯ありがとうございました。私から色々聞くのはこれで終わりにします。」
大「もういいの?」
「あまり聞かれたくないことも多分あるでしょうし。それに、一気に聞くと私がちょっと処理しきれない気がして⋯。」
宏「無理もない。居ないはずの存在が実在して、しかも性質やら月がどうのこうのって言ったって一気に消化できるわけない。俺らの存在は人間の御伽噺と同じなんだから。」
なんだか急に頭が重くなった気がする。
1本の情報量の多い小説を読んだような、そんな感覚。
あとですこし1人でまとめてみようかな⋯。
「先程も言ったように皆さんのこと、誰かに他言するつもりはありません。ここでは皆さんの為に仕事して生活します。だから、私⋯。」
雄「大丈夫だって。もうそこまで言われて追い出そうとなんかしないよ。」
侑「逆にAちゃんはどうしてここにいたいの?一人暮らししてるけど、親が居ないわけじゃないでしょ?」
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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時:2022年5月18日 15時