4 ページ12
『うわーなんだかヘンテコな文章ですねぇ。』
「まだいたのかよ！」
『何か思惑があるというか、企みがあるというかそんな感じの字と文章ですねー⋯』
「聞けよ、」
宏「そんなことまでわかるの？」
『勿論！伊達に文章を書き続けてはいませんから大体字や言い回しを見ればそんなの⋯って、あら？』
女は今度は宏太をまじまじと見つめた。
『もしかして、世界樹の書庫の王子様？』
宏「えっ！？⋯そ、そうだけど⋯」
『あぁなんで気づかなかったんでしょう！私世界樹の書庫の出身で！無数の情報や書籍を扱い管理していると聞いて凄いなって
、1度間近でお会いしてみたかったんですよー握手いいですか？』
彼女の気迫に押されて宏太はおずおずと手を差し出した。
女は嬉しそうに手を握りぶんぶんとちぎれんばかりの握手をした。
宏「⋯なんか悪い気はしないな、」
侑「何鼻の下伸ばしてんの⋯」
騒がしい女はほっといて、私は再び招待状に目をやる。
舐められてる。
こんなもん送り付けてくるとか私達が絶対に負けると踏んで相当余裕のある様子だ。
ムカつく。だったらやってやろうじゃん。
ここまで来たら引き下がるなんてことはしない。
自分の目的の為に、前に進むために、お前を倒す⋯！！
「もういい？私達急いでるから、」
『おっと失礼しました！お話し出すとどうも止まらなくて本当にすいませんね〜！それではこれで！あ、本見つけたら買ってくださーい。』
散々喋り倒した女と別れて、私達は愛情の王都に向かって歩を進めた。
「なんか疲れた⋯」
大「すごい人だったなー⋯なんかもうずっと喋ってるし、」
慧「本見つけたら買ってねって⋯結局名前言ってかなかったね。」
侑「今度書店でそれっぽい本探してみる？」
圭「そうだね、けいとも欲しい本探したいし。」
宏「俺も久々にレネット・バーノンの本読みたいな、でも大昔のやつだから廃盤になってるかなぁ⋯」
裕「あ、宝石戦争書いた人？面白いよねー、」
光「えー俺も読みたい！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむり(プロフ) - ただのおたくさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいですTT更新が気まぐれなのでお待たせしてしまうこともありますが気長に楽しんでいただけると嬉しいです^^これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (5月19日 0時) (
レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
ただのおたく(プロフ) - 満月愛相曲-PARADE-全て,新月幻想曲-Fab-ism-最新話まで見させて頂きました！ねむりさんの書き方が本当に好きで、もっと読みたいと思いたどり着いたのがこの作品です。夜中に見ているのですが、もう涙が溢れて止まらないです...！本当に感動しました、応援してます...！ (5月18日 23時) (レス) @page8 id: 78e45d5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - kさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！！亀更新で申し訳ないですが、もう少しで更新予定ですのでぜひ楽しみにしていただければと思います！ (2021年6月29日 13時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - 一気見させてもらいました！山田くんに拐われた(？)�睫擇�ん、2人が早く元に戻れますように！続き楽しみにしています。 (2021年6月29日 7時) (レス) id: 64dfab2494 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時：2021年3月27日 4時
