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侑「皆とっても美味しそうでしょ？」
「⋯てめぇ⋯」
裕「売り物って⋯どういうこと！？」
侑「各国の王子のお菓子だなんて、いかにも物好きな富豪達に売れそうでしょ？それでこの国をもっと繁栄させる。我ながらいい案だなー」
眉間の皺が更に深く刻まれる。
こいつ⋯なんて下衆野郎だ。
かつての仲間を売りさばこうとするなんて！
裕「どうして！？俺たちは大事な仲間だったじゃん！」
侑「裏切り者に興味は無いよ。今僕が興味あるのはそこに居る魔女の仔だ。⋯魔女のお菓子だなんて、それこそ高値が付きそう。」
ぺろりと舌を舐めずる王子。
にやりと笑うと色んなところからマスコットの兵士たちが現れて私達を取り囲んだ。
「こいつら⋯まだいやがるのか！」
侑「ゆうてぃはレシピ持ってるはずだよね？渡してくれたら危害を加えずに無事に帰してあげるよ。」
裕「そんなこと⋯するわけないだろ！」
侑「あ、そ。⋯君は崩れやすい焼き菓子の像に変えてあげる。そいつらを捕らえな！！」
王子の一声で兵士たちは一斉に飛びかかり、メルヘンな国とは思えないくらいの物騒な銃と鋭い剣を振り回した。
「いっ⋯！
裕「くっ⋯まだまだ！」
刃が体に掠って切り傷を作る。
銃弾は地味に体力を削る。
兵士はどんどん増えていく。
ボロボロな私達に追い打ちをかけるようにして攻撃を仕掛けてくる。
どんなに全力で応戦しても膨大な相手側の数の力には到底敵わない。
「せめてみんなが⋯っ！ぅ⋯居てくれれば⋯っ！！」
裕「はぁ⋯っ⋯元に戻す魔法とか、っ⋯無いの！？」
「そんなの知ってたらとっくに、やぁっ！やってるっての！っあ⋯！」
体力はもう限界だった。
一瞬、ほんの一瞬気の緩んだ隙に集中して狙われた私はその場に膝をついた。
裕「A！しっかりしろ！」
侑「限界みたいじゃん。大丈夫、もう楽にしてあげるね？」
王子が手をかざす。
光と共に強い力を感じた。
あ、終わるんだ。
諦める間もなく光は私達を覆い始めて体はどんどん、
つめたく、かたく⋯
ﾌｯ
侑「えっ？」
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ねむり(プロフ) - 桃桃さん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけるとめっちゃ嬉しいです＼(^^)／文字化けは文字化け翻訳のサイトがいくつかあるのでそちらで是非試してみてくださいね！ (2021年2月28日 21時) (
レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 桃桃さん» 文字化け翻訳で検索してサイトを見つけました！ (2021年2月28日 20時) (レス) id: e15a9fddc1 (このIDを非表示/違反報告)
桃桃 - めちゃめちゃ面白いです！文字化けってなんで調べれば出てきますか？？ (2021年2月28日 17時) (レス) id: b420df6aba (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - ゆさん» 嬉しいお言葉ありがとうございますー！そう言われると書いた甲斐があったと思ってまた頑張れます！！雄也さんの出番はもう少しですね！私も楽しみです！！(作者だが) (2021年2月27日 23時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 今日見つけて一気に読んしまいました！本当に面白いです！私は�睫擇�ん推しなのでこれから楽しみです！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: 100f669fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時：2021年2月24日 13時
