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「この材料⋯これなんだっけ⋯」
裕「これを見つけて、Aに見てもらおうとした時に知念に見つかって。それで⋯」
「知念?」
裕「7番目の国。菓子の桃源郷の王子、知念侑李。あいつがここにいるんだ。」
王子の名を告げて事の顛末を話す裕翔。
「えっ、じゃあ宏太と光は?」
裕「わかんない⋯すぐ追いつくからって言われたけど、結局俺が走ってくるまでに1度も見なかった。」
「圭人と大貴と慧は?」
裕「見てない。あの周辺にいたと思うけど、だとしたら知念に会ってるかも⋯」
なんだか嫌な予感がする。
皆無事かな⋯。
裕「向こうはこの国の兵士だらけだ。今すぐ探しに行きたいけど戻るのは危険すぎるし⋯」
「一旦身を隠せる場所に行こ。裕翔が持ってきたそのレシピも気になるし。⋯皆を信じよう。この程度でやられる奴らじゃないさ。」
裕「⋯そうだね。でも身を隠せる場所なんて⋯まだ宿もとってないんだよ?」
「大丈夫。着いてきて。」
皆を必ず探し出すと誓い、私達はここから少し歩いてある人を探した。
「⋯ここに居たか、婆さん。」
『ん?おぉ旅人のお嬢ちゃん!⋯と、』
裕「初めまして。」
「私の仲間だ。悪いけど少し休める場所が欲しい。近くに安い良い宿ないか?」
『宿ぉ?それならうち使いな、年寄りにゃ無駄に広すぎるんじゃ。使い勝手は悪いかもしれんがそれでも良けりゃ、』
「ありがと、お言葉に甘えさせてもらうよ。」
婆さんの厚意で孫を助けてくれる代わりに、と部屋を貸してもらった。
普通の民家って感じだけどそこそこ広くていい家だ。
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ねむり(プロフ) - 山田なのさん» なのさんめっちゃ優しいですね...嬉しい...尊敬だなんてそんな恥ずかしいですね!?そんな大したことしてないですよ!?ちなみにワタクシ雄也担でございます。まだ出てこない!! (2021年1月25日 13時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
山田なの(プロフ) - 好きだなんて、、逝けます。はい。ねむりさんのお話は私には到底思いつかないような展開ばかりなので尊敬してます!!体調には十分気を付けて頑張って下さい、!!あ、ちねみに誰担なんですか??? (2021年1月25日 11時) (レス) id: 81d470df78 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - 青空と虹さん» 初めまして!嬉しいコメントありがとうございます!!青空と虹さんが言ったようなお話を目指していたので今めちゃくちゃ嬉しいです!!亀更新で申し訳ないですが、読んでて楽しくなる展開をこれからも綴っていきますので楽しみにしててください!! (2021年1月24日 0時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - はじめまして。初期からひっそりと読ませていただいていました。小さい頃に読んだファンタジーもののお話を読んでるような気持ちで、その頃のワクワク感が蘇ってきます……!読んでいてすごく楽しいです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください! (2021年1月23日 23時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - 山田なのさん» まじですか!?もうめっちゃ嬉しいです!!そこまで喜んで貰えると書いて良かったって思います(^^)山田さんの所までまだ時間かかるかもしれないですが、もうめっちゃくちゃかっこよく仕上げたいと思います!!なのさん私も好きです!! (2021年1月21日 10時) (レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/
作成日時:2021年1月20日 15時