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目を覚ますとまた部屋だった。
頭が重い、少しだけぼーっとする。
私、何してたんだっけ⋯
周りを見渡すとソファや机、床に沈むように突っ伏して眠っている主様達がいた。
ソファで横になってるユウリさん、机に伏せるようにして眠ってるケイトさん、
⋯えっ、どうしてユウヤさんは床で寝てるの？
そうしてようやく思い出した。
私、ダイキさんに血を吸われてそのまま⋯
きっと皆さんがお部屋に運んでくれたんだ。
首筋に手をやると傷が無くなっていた。
あんなに深く噛まれたのに⋯ケイトさんが治してくれたんだ。
「っと⋯、⋯ごめんなさい、ありがとうございます。」
ベッドからそっと出ると、物音を立てないように静かに動いてそれぞれの体にタオルケットをかけた。
外はまだ薄暗いけど、朝日が顔を出し始めていて空は淡い紫混じりの紅色をしていた。
なんとなく外の空気が吸いたくなって、まだ眠ってる主様達を横目にそっと部屋を出た。
「⋯空いてる、」
バルコニーまで行くとドアが少しだけ空いていた。
もう先客がいるみたい。朝早くに珍しいな、なんて。
時刻は5時半前。バルコニーに足を踏み入れると、空を見上げて静かに黄昏ている背中を見つけた。
私はその隣で同じように空を見上げた。
「⋯おはようございます、ダイキさん。」
「⋯！！⋯、⋯おはよう。」
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ねむり(プロフ) - 山田なのさん» なのさんありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです...えっ女神様ですか？？私も読んでくれてるなのさん大好きです！！ (2020年10月14日 14時) (
レス) id: 48a0a8985c (このIDを非表示/違反報告)
山田なの - 初コメ失礼します！魔女に花束、女王に刃のほうも読ませていただいております！主様のお話大好きです！ (2020年10月14日 12時) (レス) id: f1b744eaab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむり | 作成日時：2020年10月9日 10時
