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湯葉3 ページ22

散策をして歴史的建造物を堪能したところで移動。
本日のメインイベントへ。

やってきたのは京都では名の知れた劇場。
前に着くと入口は人で溢れていた。
多くは若い女の子達だ。
前に貼ってあるポスターに目を向ける。


















「⋯かっこよ。」


『中島さん。』


















スーツを着た関係者の男性が声をかける。
一応連絡は入れてたけど⋯本当にすぐ来た。


















『遠いところありがとうございます。』


「いえ、全然。今日楽しみにして来たんで。」


『中入ってください。多分驚くと思いますよ。』


「あはは⋯さすがに言ってませんか?」


『内緒で行くって仰ってたので、僕も本人には伝えていませんよ。』


「お気遣いありがとうございます。すみません、言うて一般人なのに。」


『何言ってるんですか。十分関係者ですよ、どうぞこちらへ。』


















人集りを縫うように抜けて案内されるがままに舞台へと続く扉、ではなく廊下を歩いてさらに奥へと続く扉に向かった。

所謂舞台裏。
スタッフさんや出演者さん達が忙しなく動いている。
劇場前の期待で満ちたお客さん達とは裏腹にこちらはバタバタと忙しそうだ。


















「え、裕翔!?」

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作者名:ねむり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamane/  
作成日時:2023年5月31日 15時

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