今日:11 hit、昨日:23 hit、合計:352,987 hit
小｜中｜大
sideT. 26-7 ページ25
*
「してぇんだろ？」
「な、」
「そう言えよ」
「……」
「する気ねーならさっさと帰れ」
「……」
「どうなんだよ？」
「……だって……」
「なに」
「……草川先輩のキス……、好きな──…んっ」
Aの最後の言葉を飲み込むようなキスをして、「あー幸せだな」って思う俺はどうしようもないバカらしい。
──…それでもどんなに幸せ感じてても、やっぱこの世には因果応報ってのがあるらしい。
玄関のドアをノックする小さな音に、Aが戻ってきたのかとそんな期待をした俺に、ムカつく相手が顔を見せた。
「はい」
そう返事しながら開けた玄関のドアの前に、
「……こんにちは」
どこで住所調べたのか知らねーけど、"佑亮"がいた。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 648人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピカ
| 作成日時：2016年6月16日 0時
