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顔を見ればすぐに泣いてたってバレるだろうけど、今は暗くてはっきり顔も見れないだろうって高を括って、


「ここにいる」


なるべく普通の声を出した。



「え!?どこ!?」


あたしの声に反応した朋花の声にゆっくりと近付くと、遠くの外灯に照らされた朋花のシルエットが微かに見えて、その姿にまた涙が溢れ出した。



もういいや。

泣いちゃおう。


本当はあの事を言いたくもないけど、全部話してそれから愚痴って、始発で帰るねって報告しよう。



なんてある種の覚悟を決めたあたしは、




「A!大変だよ!!」



あたしを見つけ駆け寄って来た朋花の声に驚いた。





でも実際本当に本気で驚いたのは、この後の朋花の言葉で、









「草川先輩が来てる!!」




その衝撃は半端なもんじゃなかった。




*

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設定タグ:超特急 , タクヤ , 草川拓弥   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ピカ | 作成日時:2016年5月30日 23時

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