いつからだろう (ページ9)

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第８話… ページ9

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あのあと、私達は運動会の各係りを決めることになった。

丸尾「静かにしてください。今から運動会の事について話し合います。まず白組の隊長と副隊長を決めたいと思います。誰か立候補してくれる人はいませんか？」

ガヤガヤしているクラスの中……

大野「はい！俺が隊長をやります！」

杉山「はい！俺も副隊長やります！」

丸尾「皆さん、この二人でよろしいでしょうか？ズバリ、異義のある人は正直に申し出てください」

全「「異議なーし！」」

みぎわ「それでは隊長と副隊長は大野くんと杉山くんに決定いたします」

皆二人に頑張れと声をかけた。
私もその中のひとり

『二人とも頑張って！』

「「おう！」」

そして丸尾が口をはさんだ。

丸尾「皆さん！次回の学級委員選挙で、この丸尾が立候補したときもよろしくお願いいたしますよ！」

…………、

皆静まり返った。

みぎわ「次は応援の準備係を決めたいと思います。」

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たま「私は得点係になったよ」

『私はポスター係になったけど、まるちゃんは何係？』

まる子「私は応援の旗を作る係になったよ」

花輪「エレガントな僕は、ティッシュペーパーで花を作る係になったよ。This is beautiful flowerさ」

結構地味な係だな……

丸尾「男子は障害物競争と騎馬戦、女子は借り物競走と玉転がしです。出し物として沖縄民謡を踊る予定なので、毎朝７時半までに学校に来て練習を行います。」

皆嫌だと思っていた。

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大野side

今日の夜、親父の働いているビルに迎えに行った。

大野「えーっと……待合室待合室っと……あ！ここか！」

待合室のソファに座ろうとソファに向かったら人が座っていた。

みかんがいた。

なんでみかんがここにいるんだ！？

大野「おい」

『……∑ﾊｯお、大野くん！？なんでここに！？』

大野「俺が聞きたいぜ」

『ハハハ……』

みかんは困ったような顔をして笑った。

なんか隠してる……？

大野「なんかあったのか？」

『べ、別に何にも……』

大野「嘘ついてるのバレバレだぞ」

『！？』

みかんは少し黙ってから笑顔で語りだした。

『ここね、お母さんがよく来るの。だから様子見てるの。これ、お母さんの写真！』

カレンダーに写っているのはみかんのお袋？だった。