いつからだろう (ページ8)

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第７話… ページ8

まる子「おわり」

そしてまるちゃんの作文は終わった。

私はまだ知らなかった。
数年後、たったの１３点をとり、あっさりそのまるちゃんの夢が壊れるなんて……

先生「さくらさんは、一生懸命勉強して、夢を叶えてくださいね」

まる子「はい」

先生「次はみぎわさん」

みぎわ「はい♥私の夢、それはお嫁さんになることです。しかも、このクラスにいる花輪くんのお嫁さんです」

皆花輪くんをみた。ヒューヒューと茶化しているが、花輪くんは青ざめた顔をしていた。

みぎわ「私は白いドレスを着て、教会で式をあげたいと思います。おしまい」

皆はまだヒューヒューと言っている

花輪「やめたまえ君達。僕の夢は、インドのマハラジャみたいな城でポンドガールをはべらす事なんだ。みぎわさんには用はないのさ」

みぎわ「ひどぉい」

花輪「∑！」

みぎわ「酷いわ花輪くん。私の夢をたったの１０秒で壊さないで、うわーん」

みぎわさんは泣き出してしまった。

先生「はいはい静かに静かに。みぎわさんの夢も大人になったら花輪くんの気持ちが変わったら叶うかもしれませんよ」

花輪くんはさらに青ざめた顔をした。

花輪(教師のくせにろくでもないことを言う人だ…！！)

.

そしてチャイムがなって給食を食べている。

私はまるちゃんとはまじの間で食べている。
すると……

大野「いただきました！！」

杉山「俺もいただきました！」

早いな…

『うわぁ早いね。私まだ３分の１しか食べてないよ』

大野「たらたら食べてんじゃねえよ。あ！このみかんもーらい！」

『ちょっとお返してよっ！私のみかんー』

大野「おいパス！』

私のみかんは杉山くんと大野くんのキャッチボールのようになってしまった。

『食後のデザート楽しみにしてたのに……』

たま「あの二人じゃ仕方ないじゃない。これ半分あげるからさ」

まる子「私のも半分あげる」

『二人とも天使だよぉ』

まさか大好物のみかんを奪われるなんて……

てか私の名前と一緒だし。

そしたら丸尾くんが走ってきた。

丸尾「真城さん、もしよかったら私のみかんをどうぞ。その代わり、次回の学級委員選挙には、この丸尾をよろしく！」

…………、

そして丸尾くんは去っていった。

たま「みっちゃん、それもらったからには丸尾くんに１票入れないとね」

『そしたら選挙法違反とかにならないかな……』