いつからだろう (ページ19)

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第１８話… ページ19

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大野くんside

借り物競争

あいつ、みかんは紙を黙って見たまま立ち止まっていた。

なんかあったのか？

なんか、焦ってるような顔してる……

杉山「おい、大野！？」

気づけば俺は駆け出していた。あいつのところに……

大野「どーしたんだ？」

『お、大野くん！……』

実際みかんはすごくあたふたしていた。

大野「ちょっと貸せ！」

『あっ！』

そのお題は……

“告白してくれた人♥”だった

こいつに告白する奴？

そう考えるのは嫌だった。こいつが誰かにとられるなんて絶対嫌だ！！

大野「好きだ！！」

『！？』

気づけば俺はみかんに告白していた。

そしてみかんの手をひいて走る。

結果は２位だった。

そして借り物競争が終わって……

『あの、大野くん！』

大野「なんだ？」

『あの、ありがとう！借り物競争のお題で助けてくれて……』

ハッ！そういえば勢い余って

大野【好きだ！！】

なんて言っちまったんだった……

『好きって言ってくれて、ありがとう！嬉しかった！』

大野「////っ……」

『でも……さっきのは運動会で優勝するために言ってくれたんだよね』

は？

『私、///大野くんが私の事好きになってくれるまでずっと待ってる！」

大野「へっ？」

『私はその……/////大野くんが好きだから……あ、諦めないんだからね！』

大野「え、ちょっと待て！俺あれ本k「みかんー」柚さん！？」

柚「みかん、お前のクラスの奴って、なんなんだ？」

『え？どーしたの？』

柚「実はさっきな……」

【柚、勝てたぜ！】

柚【おう！この調子で次も頑張るぞ！】

全【オオー！！】

すると誰かが俺の方を叩いて……

柚【あん？】

丸尾【真城さんのお兄さん、お取り込み中失礼します。次回の学級委員の選挙の件ですが、この丸尾に１票入れるように妹さんを説得しておいてください。それがズバリ、兄としての役目でしょう！】

柚「あ……あぁ……ι】

柚「ってことがあったんだ」

大野「あいつなんでそんな事してんだ……ι」

柚「だからお前、次回のその選挙１票入れといてやってくれ」

『え゛……ιわ、わかった……』