いつからだろう (ページ15)

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第１４話… ページ15

花輪「おうベイビー、それは奇遇だなぁ。僕も君達があまり好きじゃないよ。僕らなかなか気が合うじゃないか。ふん」

花輪くんは一輪のティッシュの花を落としてどこかに行ってしまった。

誰も花輪くんには敵わない。

まる子「まったくもぉーあの二人人使いが荒いんだから……！」

たま「仕方ないよ。あの二人威張るけど一生懸命なんだもん」

まる子「まあね」

まるちゃんは二人を見ていた。私もそれを見ている。

目につくのは大野くん……

なんであんなに気になるんだろ……

まる子「(もしかして、みっちゃん大野くんのこと…)」

杉山「ボケッとしてんじゃねぇよ。さっさとやれよ」

杉山くんは突っ立っている男の子達にそう言った。

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大野「よし、今日の作業はこれまでだ！明日の朝は沖縄民謡の練習をするからな！まる子、絶対に遅れるなよ」

まるちゃんは指を指された。

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帰り道、たまちゃんとまるちゃんと一緒にお弁当の話をして帰った。

たま「私ね、お弁当にハンバーグ頼んじゃったの」

まる子「ええ！うちは贅沢じゃないし貧乏だからね」

『そっかあ。美味しいよねハンバーグ』

まる子「あれ？」

たま「ん？」

『どしたの？』

横を見てみるとブー太郎が大野くんと杉山くんに頭を下げていた。

ﾌﾞｰ太郎「お願いします！お願いします！」

『「「？」」』

私達はそこに行ってみた

ﾌﾞｰ太郎「お願いします！僕を大野くんと杉山くんの弟子にしてくださいブー」

大野「ダメだ。俺達そんなもんいらねえよ。なっ杉山」

杉山「おう。くだらないこと言ってんじゃねえよブ」

ﾌﾞｰ太郎「そんなこと言わねえでお願げえしますブー」

まる子「みっともないねぇブー太郎。あんた同じ男として情けなくないのかね？」

ﾌﾞｰ太郎「うるせぇブー。お前なんかに男のロマンがわかってたまるかブー」

大野くんと杉山くんはそのまま黙って帰ろうとしていた。

ﾌﾞｰ太郎「お！えっ！お待ちくだせえ！」

『ブー太郎にも男のロマンがあるんだね』

まる子「一応あるんだね…」

ﾌﾞｰ太郎「お願げえしますブー」

大野「ブーブーうるせぇんだよ」

たま「こんなに頼んでるんだもん。大野くんと杉山くん、ブー太郎を弟子にしてやんなさいよ」

『そうだね。こんなに頼んでるのに可哀想だよ』