いつからだろう (ページ2)

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第１話… ページ2

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『いってきまーす』

はとり「おう！」

私は真城みかん。小学校３年生。
皆からはみかとかみっちゃんって言われています。

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隣の席の友達とお喋りをしていたら、いつの間にかホームルームになってた。

丸尾「皆さん静かに！今から席替えの籤引きをやります！私が考えたズバリ、平等な方法でしょう！！」

そんな古典的な方法で威張られる筋合いはないよ……；

みぎわ「はいそれでは、右の列の人から籤を引いてください」

みんな続々と籤を引いていく。

私は一体誰と班になるんだろ……

たま「まるちゃん、みっちゃん、何班だった？」

まる子「私とみっちゃんは３班だよ」

『たまちゃんは？』

たま「私６班。あ～あ、違う班になちゃったね」

まる子「うん、残念ったらありゃしないよ」

『でも、籤引きとかはいつかはまたするからきっと次は一緒になれるよ』

そんな話をしていると「おう、大野！３班か？」という声が聞こえてきた。

皆で聞こえた方向を見てみると……

「俺もだぜ～」

「やったー！！」

二人の男の子が手を叩き合って喜んでいた。

そして走り回って行った。

あの二人ってたしか……杉山くんと大野くん

たま「あの二人乱暴だからまるちゃん、みっちゃん気をつけた方がいいよ」

まる子「うん…あたし達これから地獄の日々だよ。あんたが羨ましいよ」

たま「まるちゃん……」

『でも、本当にそうなのかな……』

まる子「へ？なにが？」

『私は、あの二人はがんばり屋さんだと思うな』

たま「なんで？」

『だって、皆からは乱暴だと思われてても、二人には二人なりの何かがあるんじゃないかなって』

まる子「みっちゃん、あんたは優しいね」

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《全校の皆さん、掃除の時間です。皆で学校を綺麗にしましょう》

杉山「俺達は校庭の草取りだぞ！さっさと外へ出ろ！」

大野「ぐずぐずすんなよ！お前ら」

そして二人は走っていった。

『「「はい……」」』

本当に、あの二人は乱暴なのかな……

私達は外履きに履き替える

まる子「あの二人怖いね」

はまじ「とんでもない班に来ちまったな。まる子、絶対に逆らったらダメだからな」

そしたら大野くんが走ってきた。

大野「まる子。お前、倉庫に行って掃除用具取ってこい！」