兄と弟２

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side大毅



昼下がりのぽかぽかな日差しの中、



次第に望は流星にもたれてうとうとし始めた。



大｢望、お昼寝する？｣



されるがままの流星も重いかなと思って声をかけると、望は首を振って姿勢をなおす。



望｢ドリル終わったら、一緒にサッカーするもん…｣



いやこんなぐずぐずで出来るか？笑



流星はサッカーするの知らんかったって顔してるし笑



望｢…流星とおるとな、お腹がチクチクせえへん。



なんかお腹ぽかぽかして、眠くなる…｣



安心する、ってことやんね。


確かに流星のまわりは時間がゆっくり流れてるような独特の空気感が漂ってるもんな。



大｢いやもう瞼開いてへんやん｣



望｢嫌や、寝えへんの……｣



必死に瞬き繰り返す望はどうみても限界間近。



流｢…寝るの、こわい？｣



寝るのを嫌がってる望に、流星は自分を重ねて心配そうにしてる。



今朝俺が話した流星のことを望も思い出したのか、



こわくないよ、と眠気でたどたどしい口調ながら、流星を安心させようと答えてた。



結局5分も経たずに望は力尽きて、流星の膝に頭を乗っけて夢の中。



口パッカーン開けて寝顔はちょっとブサイク。笑



大｢めちゃくちゃ懐かれたな、流星。｣



自分より小さい子に甘えられるのが流星には新鮮みたいで、


なんだかいつもよりお兄ちゃんの顔つきしてる。



大｢重いやろ、望移動させるで。｣



流｢ううん、平気。｣



起きたらかわいそう、と言いながら



流星は望のほっぺたをすりすり指でさわって楽しそうにしてた。

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