高熱８ ページ42
side桐山
桐「望！」
廊下の隅に縮こまる背中が見えて、急いで駆け寄る。
小「っぁ、あきと、寝てなあかん、やんっ…」
俺を見て驚いたような顔して、慌てて顔を膝に隠した望。
桐「なぁ、しんどいんやろ？隠さんでええから」
汗で湿った熱い背中を撫でる。
その時、追いかけてきたメンバーが、しゃがんでる俺らをみつけて、「照史大丈夫か！」なんて言いながら走ってきた。
その声に望は肩をびくつかせる。
小「ほら、みんな、照史のこと、心配してるっ、…俺は平気、やから…っ…」
桐「そんなに泣いて、平気なわけないやろ。俺に気遣って言われへんかった？いつから我慢して…」
小「平気やってっ…！」
俺から離れようともがいた拍子に押されて、俺は尻餅をついて転がった。
藤「おい、望！」
案の定様子を見てたメンバーから咎める声。
小「ごめっ、放っといて…」
望はよろよろと立とうとしてるけど、もう力が入らないのかそのまま床にくずおれた。
神「えっ、のんちゃん！？」
みんなが驚いて駆け寄るけど、望は顔を腕で隠して虚勢を張る。
小「ちょっとコケた、だけっ、…平気やから、こんなん、全然平気…」
床で尚ももがく望の姿は痛々しい。
重「熱っ、めちゃくちゃ身体熱いで！これ照史よりあるんちゃう」
小「大丈夫、俺慣れてるしっ、照史の方が、しんどい、からっ…」
おでこに手をやるシゲの手を退けようとした拍子に顔の前の腕が外れて、
�陝屬男勝帖�
喋ってることと裏腹に、涙でぐしゃぐしゃの真っ赤な顔をみて、みんな言葉を失った。
小「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…はぁ、はぁ…っ…」
泣いて余計体調悪くなってる望が苦しそうにしてて、俺ははっとする。
桐「とりあえず楽屋運ぼう。反省はその後で、な？」
中「…あ、おん、そうやな、」
我に返って動き出すメンバーはみんな、思い詰めた顔をしてた。
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うぇすと(プロフ) - 望都さん» ありがとうございます！ムラがありすぎて自分でも嫌になるんですが^^;できる時にポツポツ更新していきます！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: b247c4ea1c (このIDを非表示/違反報告)
望都(プロフ) - 更新ありがとうございます！作者様の書くお話が大好きなので、気長に更新待ってます(^^) (2020年12月5日 6時) (レス) id: 038a18eec7 (このIDを非表示/違反報告)
うぇすと(プロフ) - JWさん» すみません、気が向いた時にしか書けそうにないので、更新はいつになるかわからないです (2020年12月5日 1時) (レス) id: b247c4ea1c (このIDを非表示/違反報告)
JW(プロフ) - いつ更新しますか？ (2020年9月21日 0時) (レス) id: 2da66f80ed (このIDを非表示/違反報告)
うぇすと(プロフ) - 弥生さん» ありがとうございます！気まぐれ更新ですがよろしくお願いします！ (2020年7月9日 1時) (レス) id: 7db8e7d7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぇすと
| 作成日時：2019年8月27日 2時
