ある日の不調な小瀧さん

頭痛２ ページ32

side中間



中「明日早いんやろ？もう切り上げようや。」



小「ごめん、遅なって。俺もうちょっとだけやるから淳太帰ってええよ。」



中「俺はええねんけど…。」



のんちゃん、少し頑張りすぎで心配になる。



オフや休憩時間を全部勉強に使ってて、食事の時間すら台本開いてまともに食べへん。



でもそんな必死の頑張りのお陰で、なんとかなりそうな状態にはなってきてる。


指には大きなペンだこができて、その努力の度合いが伺えた。


中「…わかった、ここまではやろう。今日はこれで終わりな。ちゃんと寝ることで記憶は定着するから、早よ家帰り。」



小「…ん、そうやな。ありがとう淳太。」



言うても家でまた睡眠時間削って練習するんやろこの子は…。



最近こめかみをぐりぐりと押さえてる姿をよく見るし、



少し痩せたし、顔色も悪いし…



休んで欲しいんやけどなぁ。

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