いじめ１＿＿sub神山 ページ12
side神山
中｢のんちゃん、言い方キツいで。｣
最近、これが淳太の口癖になりつつある。
最近というのはここ1ヶ月。
ちょうどのんちゃんの主演舞台の稽古が始まった頃からかな。
規模はそんなに大きくないけど作品が評価されてる劇団に、ゲスト主演という形で抜擢されて。
舞台稽古って大変やからストレスが溜まるんかもしれへん。
桐｢望、早よメイクしな時間ないで。｣
小｢分かってるわ。いちいちうっさいねん。｣
桐｢イライラすなよ〜(笑)｣
グループ仕事で顔を合わせると不機嫌全開。
ムスッとしたりイライラしたり。
はじめは、疲れてんねんな。って寛容に受け入れて笑って流してたんやけど、だんだんエスカレートしていって
マネージャーにも理不尽に八つ当たりするようになって
さすがにメンバー皆野放しに出来ひんレベル。
中｢のんちゃん、言い方考えて。｣
小｢……ﾁｯ｣
藤｢舌打ちはアカンやろ。｣
小｢……。｣
今日はちゃんと注意して喝を入れよう、てメンバーで決めてた。
甘やかすのは本人のためにもならへんしね。
小｢はー、だる…。｣
重｢小瀧ええ加減にせぇよ。｣
シゲのマジトーンの一言で、さすがにのんちゃんもいつもの空気と違うことを察したみたい。
小｢え、そんな本気になる？笑｣
笑って助けを求めようと見上げた�陲舛磴鵑痢�珍しく険しい表情にのんちゃんの顔に緊張が走った。
��｢稽古がしんどいのは分かるけど、憂さ晴らしにメンバーに当たるのは違う。最近我儘酷すぎるで。｣
小｢……。｣
中｢何回も注意したけど聞く耳持たへんし。俺らも何でも笑って許す訳ちゃうからな。｣
桐｢当たり前やけど、親しき仲にも礼儀あり。やろ？最近の望はグループとしての自覚が足りひんと思う。｣
デビューして時間も経って、メンバーとの距離感、関係性も出来上がってた。
のんちゃんも、踏み込みすぎず適切な距離でコミュニケーションが取れてたし、こんな事言わんくても分かってるはずやのに。
小｢………もういい。｣
神｢のんちゃん！｣
楽屋を飛び出していってしまった。
藤｢今のアイツには頭冷やす時間が必要や。｣
重｢冷静になったらちゃんと話そうな。芝居のことで悩んでむしゃくしゃしてるんかも。｣
神｢……そうやな。｣
なぜか、楽屋を出ていくのんちゃんの背中が、やけに小さく見えて
漠然と不安な気持ちに襲われた。
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うぇすと(プロフ) - 望都さん» ありがとうございます！ムラがありすぎて自分でも嫌になるんですが^^;できる時にポツポツ更新していきます！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: b247c4ea1c (このIDを非表示/違反報告)
望都(プロフ) - 更新ありがとうございます！作者様の書くお話が大好きなので、気長に更新待ってます(^^) (2020年12月5日 6時) (レス) id: 038a18eec7 (このIDを非表示/違反報告)
うぇすと(プロフ) - JWさん» すみません、気が向いた時にしか書けそうにないので、更新はいつになるかわからないです (2020年12月5日 1時) (レス) id: b247c4ea1c (このIDを非表示/違反報告)
JW(プロフ) - いつ更新しますか？ (2020年9月21日 0時) (レス) id: 2da66f80ed (このIDを非表示/違反報告)
うぇすと(プロフ) - 弥生さん» ありがとうございます！気まぐれ更新ですがよろしくお願いします！ (2020年7月9日 1時) (レス) id: 7db8e7d7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぇすと
| 作成日時：2019年8月27日 2時
