episode08 ページ9
息を吸って……
『
AAだッ！！！！！！
見ててくださいネ、2人とも』
2人はちゃんと着いてきてる…
羽で道を切り開き、横の風までも切っていく……
まるでアゲハ蝶が左右に飛ぶように…
静かに……そして左右に揺れるダンシングをする…
私のダンシングは確かに人と違う。
それでも速ければ認めてもらえる、そういう世界……
でもそのままじゃいつかは限界も訪れる…
分かってるけど…
アゲハ蝶の由来になったダンシングを安易に捨てられるかっての！！！！！
『捉えた……
お二人サン、見えてきましたよ集団が……！』
私たちは一気に加速し、祐介先輩率いる集団に追いついた。
「ゲ……並ばれたッショ……
しかもスプリンター二人連れて…」
『祐介先輩……折角スポドリ持ってきたのに…』
「信じてたッショ……
だから金城も俺らも軽い状態で登り始められたッショ」
「ありがとな、A」
「待ってたぜ、A！
相変わらずきっしょい程の速さだな！！！！」
先輩方……だいすき！！！
いや待って純太だけ褒めてないじゃん！！！！
『純太クンにはこれが見えないのかい？？？(煽)』
純太のスポドリを片手で持ちながら煽る
「すみませんしたぁぁ……」
『寛大な心を持ってるから許してあげる、はい』
「なーんてな。要らねぇよ。」
いや1人軽量化図ってんじゃねぇよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nyanko | 作成日時：2023年1月3日 21時
