4話 ページ5
あの時、1番にそう言ってくれてﾆｨｯと笑った黒尾に少し胸が高鳴ったのを覚えている。
それから本当に黒尾は、重たいものを運んでいるときは特に、すぐに気がついて変わってくれたりしてさ。
自分がどうしても無理な時でも、誰かに「手伝ってやってくんね？」とか言ってくれたりする。
そんなの、ときめかない方が無理だよね？？？？？
そう、黒尾はずっと優しかった。
気がついたら目で追っていたのは言うまでもない。
この感情が恋なのか…それはわからない。
でも、わからないままでいいんだ、自覚しなくていい。
だって、頑張っている彼らを邪魔なんて絶対にしたくないからさ。
.
『ねぇぇぇ！図体デカいっ！』
「これでも精一杯寄ってるんすけどぉ！」
『やっくん！隣代わって！』
「A…それだと俺と黒尾でギチギチの席になっちゃう…」
今、何を争っているかというと
仙台の烏野高校まで合宿をしに行くんだけど、それまでの新幹線移動
私の黒尾が隣に座ることになって、最初はちょっと浮かれてたんだけど、いざ隣に座ると話が違う、狭い、狭すぎる。
流石は体育会系男子…鍛えている筋肉が違う…じゃなくてだな！本当に！快適さが皆無！！
後ろに座るやっくんと海くんに助けを求めるけど、2人とも微動だにしてくれない、くそっ。
「いいもん…そんなに俺との隣の席が嫌なら
芝山の隣にでも行けばいいじゃん…ｸﾞｽｯ」
『あー！ごめんね黒尾くん泣かないの泣かないの！
ほらほら私は隣にいるよ！あー黒尾の隣とか最高だわー』
「はい、じゃあ打ち合わせしますヨー。
資料出しなさーい。」
『うぃ。』
「なんだコイツら」
「ほんと、どこでも息ぴったりで安心するよ。」
.
「……研磨が消えたんだけど。」
『電話は？』
「出ねぇ…ったくもぉー！
ちょっと俺探してくるから、お前ら先宿行ってて！」
『私も行こうか？』
「や、大丈夫。
暑いし宿で休んでな。」
いつでも優しさと配慮を忘れないあの男は何なのだ。
思わず頭を抱えると「早く行くぞ」とやっくんに連れられる。
仙台に着いて早々とんだハプニングだ…保護者は大変だな、なんて思わず苦笑い。
「なー見て、これ」
『なに…っておおぃ！何だこれ！』
「黒尾に寄りかかって眠るAの図。
後ろの席から激写しました。」
『今すぐに消せ、チビ助って呼ぶぞ。』
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ちゃっぱ(プロフ) - 黒尾ファンさん» あかーしがいいアクセントになって場をかき乱してくれることを祈りましょう…(?)ありがとうございます（ ; ; ）💖 (4月15日 23時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - ❤❤❤ (4月8日 16時) (レス) id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 今回、赤葦くんが出てきて、これからどうなるかが、気になりますんで、これからも頑張ってくださいね。続き待ってるんで！！！！！応援してます (4月8日 16時) (レス) id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 黒尾ファンさん» ｸﾛｰさん現実にいて落ちない女なんていないし、ｸﾛｰさん以上にリアコで罪な男いる？って思って私の勝手な妄想で書かせていただいているので、そんな風に言っていただけてとっても嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます🙏✨ (4月2日 13時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - むのこさん» 大好きだなんて…🥹ありがとうございます（ ; ; ）💖 (4月2日 13時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2024年3月25日 16時
