17話 ページ18
黒尾が思わせぶりな言動をしてくるのはいつものことだ。
そう、アイツはそういうやつなのだ。
「A〜！久しぶり！
オススメしてもらった動画見たべ！ありゃやべーな！」
『菅原くーん！！見てくれたの？！
死ぬほど面白いよね？！』
「もうそっからハマっちゃって、今までの動画
めっちゃ遡って見た！もう最高！！
田中にも勧めといた！」
『マジでー？！
ちょ、田中くーん！！あのさぁ………ぐぇっ！』
「ハイそこまでー。
スガちゃぁん、ちょっとうちのマネと距離近いんじゃない？」
保護者か。
首根っこを掴まれて、田中くんの元へ向かうのを阻止された上に、菅原くんから思い切り引き離される始末だ。
そいつを振り返って睨み上げれば「おー怖い怖い」なんて言って離す気が無さそう。
「なに、お前スガちゃんとそんな仲良いの。」
『そうだよ、いいでしょ。』
「………ふーん。」
『なに拗ねてんの。
心配しなくても黒尾が1番だぞっ☆』
もーう！なんて鼻をツンツンすれば「知ってる」なんてまだ不機嫌そう。
なに、マジで拗ねてんの？ネタじゃなく？
ここでも、いつもと少し様子が違うことに気づいていたけど
まあ気のせいだろうと、特に気にも留めていなかった。
「あんまフラフラしちゃダメよ。
回収すんのが大変なんだから。」
『そんな、人を家出猫みたいに………ゎっ！』
そして乱雑に私の頭を撫でて行ってしまう黒尾。
なんなんだアイツは…
「はーん…これは面白いことになりそうだべ。」
『何の話？』
.
『梟谷ってほんと校舎大きいよなぁ…』
そうぼやく私は、絶賛迷子の身である。
使い終わったビブスやらタオルやらを洗濯したくて彷徨ってたら、知らないところまで来てしまったpm20:30
外も暗いし…ちょっと怖いかも。
「Aさん？」
びっくううぅぅ！！！！！
きゅ、急に誰？！
いや、今の声は…
「こんなところで何を…」
『あ、赤葦様ぁ…！』
「な、なんですか半べそかいて…
…また1人で運んでたんです？…まったく。」
地形をよく知る人が来てくれたぁ…！と私が感動する間に、またもや手からかごを奪われる。
『ありがとう…シクシク…』
「いいんですよ。
それに、こういう時じゃないとAさんと
ちゃんと会話できませんし。」
『…あんたいい男だね。』
「惚れてもいいですよ？」
『なんだ、ただの黒尾2号か。』
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ちゃっぱ(プロフ) - 黒尾ファンさん» あかーしがいいアクセントになって場をかき乱してくれることを祈りましょう…(?)ありがとうございます（ ; ; ）💖 (4月15日 23時) (
レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - ❤❤❤ (4月8日 16時) (レス) id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 今回、赤葦くんが出てきて、これからどうなるかが、気になりますんで、これからも頑張ってくださいね。続き待ってるんで！！！！！応援してます (4月8日 16時) (レス) id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - 黒尾ファンさん» ｸﾛｰさん現実にいて落ちない女なんていないし、ｸﾛｰさん以上にリアコで罪な男いる？って思って私の勝手な妄想で書かせていただいているので、そんな風に言っていただけてとっても嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます🙏✨ (4月2日 13時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - むのこさん» 大好きだなんて…🥹ありがとうございます（ ; ; ）💖 (4月2日 13時) (レス) id: e4dea0e6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2024年3月25日 16時
